バンドルされている Tomcat Web サーバーを使用する代わりに、IDE でサポートされている Tomcat Web サーバーを登録してから、そのサーバーに配備することができます。IDE は、Tomcat 5.5 と Tomcat 5 をサポートしています。または、Ant ターゲットを作成し、Tomcat 4 Web サーバーに配備することができます。
IDE に登録されている Tomcat Web サーバーを確認するには、「実行時」ウィンドウで「サーバー」ノードを展開し、「Tomcat 5 サーバー」ノードを展開します。
詳細については、次の Web サイトを参照してください。
バンドルされている Tomcat Web サーバーの構成ファイルは、Tomcat のベース (Catalina base) ディレクトリにあります。このディレクトリは、IDE ユーザーディレクトリの下にあります。Tomcat のホーム (Catalina home) ディレクトリは、IDE インストールディレクトリの下にあります。この構成は典型的な Tomcat インストールと異なります。ベースディレクトリとホームディレクトリは同じ場所に配置されます。ホームディレクトリとベースディレクトリの正確な場所を表示するには、「実行時」タブでサーバーのノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティー」を選択します。
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Tomcat の ベース (Catalina base) フォルダは、存在しない場合、サーバーが最初に起動されたときに作成されます。 |
Web アプリケーションが使用する共有ライブラリは、ホームディレクトリに追加する必要があります。ベースディレクトリに共有ライブラリは追加しないでください。
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共通の IDE インストールを使用する開発者は、ホームディレクトリに共用ライブラリを追加する場合は注意する必要があります。ホームディレクトリに格納されたライブラリは、サーバー上に配備されているすべての Web アプリケーションによって共有されるため、バージョンが衝突する可能性があります。 |
UNIX プラットフォームでは、IDE は、読み取り専用のディレクトリにインストールされることがあります。この場合、バンドルされている Tomcat のインストール時には共用ライブラリを追加できません。IDE インストールの責任者に依頼して、Tomcat ホームディレクトリの下のすべてのディレクトリを書き込み可能にしてください。別の方法として、Tomcat Web サーバーを新たに追加し、このサーバーを目的に合わせて設定することもできます。