ソースエディタの設定の共有

関連項目

カスタマイズしたソースエディタの設定は、ユーザーディレクトリのファイルに保存されます。これらのファイルをあるユーザーディレクトリから別のユーザーディレクトリにコピーすると、別の IDE との間で設定を共有できます。

このような設定としては、コードテンプレート、マクロ、フォント、色、キーボードショートカットなどの設定があります。

「オプション」ウィンドウの「エディタ」部分で変更した設定は、一般的に config/Editors/text/MimeType に格納されます。MimeType はエディタの種類です。たとえば、Java エディタの設定は x-java フォルダにあります。

「オプション」ウィンドウの「キーマップ」部分で変更した設定は、config/Keymap フォルダのサブフォルダに格納されます。

「オプション」ウィンドウの「フォントと色」部分で変更した設定は、config/Editors フォルダのサブフォルダに格納されます。これらのサブフォルダは、設定がカスタマイズされているプロファイルの名前、および設定が適用されるエディタの種類に応じて整理されています(IDE では、NetBeans および City Lights というプロファイルが用意されています。独自のプロファイルを作成することもできます)。

たとえば、MyIDEProfile というプロファイルがある場合、そのプロファイルの一般設定は config/Editors/MyIDEProfile にあります。言語固有の設定は、config/Editors/text のサブフォルダに格納されます。そのプロファイルの Java エディタ固有の設定は、config/Editors/text/x-java/MyIDEProfile にあります。HTML エディタ固有の設定は、config/Editors/text/html/MyIDEProfile にあります。

カスタマイズしたソースエディタの設定を共有する

  1. IDE ユーザーディレクトリに移動します。

    通常、Microsoft Windows システムでは、ユーザーディレクトリが C:\Documents and Settings\username\.netbeans\version-number\ にあります。

    通常、UNIX および Linux システムでは、ユーザーディレクトリが /home/username/.netbeans/version-number/ にあります。

    ユーザーディレクトリを調べるには、「ヘルプ」>「製品について」を選択し、「製品について」ダイアログの「詳細」タブをクリックします。「ユーザーディレクトリ」は、ダイアログの一番下に表示されます。

  2. IDE ユーザーディレクトリから、config フォルダに移動します。
  3. config/Editors フォルダおよび config/Keymap フォルダで、対象となる設定ファイルを見つけます。
  4. 必要な設定ファイルを新しい場所にコピーします。

    個別の設定をコピーする場合は、前の場所のフォルダに対応して、新しい場所にその設定に対するフォルダを作成する必要があります。

    コピーできるのは、個別の設定、設定のグループ、またはプロファイル全体です。

  5. 設定のコピー先の IDE 環境が動作中の場合は、IDE を終了してから再起動します。
  6. IDE にプロファイルをコピーした場合は、「オプション」ウィンドウでそのプロファイルに切り替えます。

    プロファイルを切り替えるには、「ツール」>「オプション」を選択して「フォントと色」をクリックし、「プロファイル」ドロップダウンリストから選択します。

関連項目
コードテンプレートおよびマクロの使用方法
ソースエディタのフォントと色の設定
キーボードショートカットの設定
「オプション」ウィンドウ: エディタの設定
旧バージョンの IDE からの設定のインポート

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