sun-web.xml ビジュアルエディタ:「セッション」

関連項目

sun-web.xml ビジュアルエディタを使用すると、Sun Java System Application Server 用のプラットフォーム固有の配備記述子を編集できます。このビジュアルエディタを開くには、「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトの「構成ファイル」ノードを展開し、sun-web.xml ファイルをダブルクリックします。Web アプリケーションが sun-web.xml 配備記述子を含んでいるのは、ターゲットサーバーが Sun Java System Application Server である場合だけです。

このエディタの「セッション」タブは、Web アプリケーションセッションの持続性タイプとセッションプロパティーを設定するのに役立ちます。セッションプロパティーは、次のカテゴリにグループ化されます。

持続性タイプ

持続性タイプをプルダウンリストから選択します。次の表は、Application Server がサポートする持続性タイプを説明したものです。

説明
メモリー

セッションデータをシステムのメモリーに格納するには、この持続性タイプを使用します。

ファイル

セッションデータをファイルに格納するには、この持続性タイプを使用します。インスタンスは、使用不可になって再起動された場合、最後にファイルに書き込まれたセッション情報を回復できます。

マネージャープロパティー

「マネージャープロパティー」は、セッションの作成方法と破壊方法、セッションの状態を格納する場所、およびセッションの最大数を設定するのに役立ちます。

次の表は、セッションマネージャーのパラメータのリストです。

名前 説明
reapIntervalSeconds Application Server が期限切れのセッションの有無を検査するまでの秒数。これは、maxSessions を超えた場合に、セッションが非活性化される間隔でもあります。
maxSessions アクティブセッションの最大数。アクティブセッションの数に制限がない場合は、-1 を入力します。セッションマネージャーは、この最大数に到達すると、セッションを持続ストアへと非活性化します。このプロパティーは、「持続性タイプ」が「ファイル」の場合にのみ適用できます。
sessionFilename 状態の保存が可能な場合に、アプリケーションの再起動から次の再起動までの間、セッションの状態を保存するファイルの絶対または相対パス名。相対パス名は、その Web モジュールの一時ディレクトリから見た相対パス名です。

ストアプロパティー

「ストアプロパティー」は、セッションを Application Server に格納する方法を制御します。

次の表は、セッションストアのパラメータのリストです。

名前
directory 個々のセッションファイルが書き込まれるディレクトリの絶対または相対パス名。相対パスは、その Web モジュールの一時作業ディレクトリから見た相対パスです。このプロパティーは、「持続性タイプ」が「ファイル」の場合にのみ適用できます。

セッションプロパティー

「セッションプロパティー」は、Application Server でのセッションの動作を設定するのに役立ちます。

次の表は、セッションプロパティーのリストです。

名前
timeoutSeconds この Web モジュール内で作成されたすべてのセッションに適用するデフォルトのアクティブでない最大間隔 (秒単位)。0 以下に設定すると、この Web モジュールのセッションは、期限切れになりません。web.xml 内の session-timeout 要素の値は、この値をオーバーライドします。
enableCookies このプロパティーを True に設定すると、セッションの追跡に Cookie が使用されます。
enableURLRewriting このプロパティーを True に設定すると、URL の書き換えが可能になります。これにより、ブラウザが Cookie を受け入れない場合でも URL の書き換えによってセッションを追跡できます。サーブレットまたは JSP の中で、encodeURL または encodeRedirectURL 呼び出しも使用する必要があります。
idLengthBytes この Web モジュールのセッション ID に含まれるバイトの数。

Cookie プロパティー

「Cookie プロパティー」は、Application Server によって生成される Cookie を指定します。次の表は、セッション Cookie プロパティーのリストです。

名前
cookiePath Cookie の作成時に設定されるパス名。ブラウザは、要求のパス名にこのパス名が含まれている場合に Cookie を送信します。/ (スラッシュ) に設定すると、ブラウザは Application Server のサービスを受けるすべての URL に Cookie を送信します。ブラウザが Cookie を送信する要求 URL を制限するために、パスを設定するマッピングを狭くすることができます。
cookieMaxAgeSeconds ブラウザが Cookie を期限切れと見なすまでの有効期間 (秒単位)。
cookieDomain Cookie が有効となるドメイン。
cookieComment Cookie ファイル内のセッション追跡 Cookie を識別するコメント。アプリケーションでは、さらに詳しい Cookie のコメントを指定できます。
関連項目
配備記述子について
Web アプリケーション配備記述子の設定
ターゲットサーバーの変更
sun-web.xml ビジュアルエディタ:
         「一般」
         「セッション」
         「メッセージ」
         「ロケール」
         キャッシュマッピング
         「Web サービス記述子」

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