モジュールおよびリッチクライアントアプリケーションについて
関連項目
NetBeans モジュールは、NetBeans API との対話用に作成された Java クラスを含む Java アーカイブ (JAR) ファイルです。 モジュールは、その MANIFEST.MF ファイルへの登録によって自身をモジュールと認識されるようにします。 インストーラなしの配布 (通常、「ツール」メニューの「アップデートセンター」ウィザードを使用) の場合、NetBeans モジュールは、NBM ファイル (拡張子 .nbm) としてパッケージングされます。
NetBeans モジュールは、次のいずれかの目的を念頭に置いて作成します。
- IDE の拡張。新しい機能によって IDE の機能を拡張するためのスケルトンコードは、非常に簡単に生成できます。 たとえば、このスケルトンコードを使用すると、好みの最先端技術を NetBeans IDE から使用できるようにするモジュールを作成できます。 また、必要とする機能が IDE にない場合は、このスケルトンコードを使用してその機能を提供するモジュールを作成することにより、自分で追加することができます。
- リッチクライアントアプリケーションの構築。IDE のコアは、スタンドアロンのデスクトップアプリケーションの開発プラットフォームとして利用できます。 IDE のコアは、NetBeans Platform と呼ばれる単体の製品です。 アプリケーションの基礎を NetBeans Platform 上に置くことによって、多くの開発時間を節約できます。それは、メニュー、ツールバー、およびウィンドウ処理システムなどのプラットフォームの既存の機能を再利用できるからです。
- たとえそれが単体の製品であっても、NetBeans Platform を別途ダウンロードする必要はほとんどありません。IDE でリッチクライアントアプリケーションを開発したあとで、アプリケーションにとって余分な IDE 特有のモジュールを除外できるのです。 NetBeans Platform をダウンロードして、アプリケーションを定義するモジュールをインストールすることに意味があるのは、IDE に含まれているものとは異なるバージョンの NetBeans Platform を使用する場合だけです。
- 関連項目
- NetBeans Platform について
- NetBeans API について
- System ファイルシステムについて
- XML レイヤーファイルについて
- モジュール関連の手順
- モジュール関連の手順: 早見表
著作権と商標について