IDE のブレークポイント
関連項目
ブレークポイントは、プログラムの実行を停止するようにデバッガに指示する、ソースコード内のフラグです。プログラムがブレークポイントで停止すると、変数の値を調べたり、プログラムを 1 行ずつステップ実行したりする操作を行うことができます。
IDE では、「新規ブレークポイント」ダイアログを使用して、さまざまな種類のブレークポイントを設定できます。ソースエディタで行ブレークポイントを直接設定することもできます。ブレークポイントは、次の種類のソース要素に設定できます。
- クラス。クラスが仮想マシンに読み込まれるか、仮想マシンから読み込み解除されたとき、あるいはその両方のときに実行を停止します。
- 例外。特定の例外が検出されるか、ソースコードで特定の例外が処理されないとき、あるいはプログラムがエラーを処理するかどうかに関係なく何らかの例外が発生したときに必ず実行を停止します。
- 変数。特定のクラスやフィールドの変数がアクセスされるか (たとえば、引数として変数を使用してメソッドが呼び出された場合) 変更されたりするたびに、プログラムの実行を停止します。
- メソッド。メソッドが実行されるたびにプログラムの実行を停止します。
- スレッド。スレッドが起動または停止したとき、またはその両方のときに必ずプログラムの実行を停止します。
ソースエディタでは、ブレークポイントを設定した行は赤で強調表示され、左マージンに注釈が表示されます。デバッグの注釈を次の表に示すとおりです。
注釈 |
説明 |
 | ブレークポイント |
 | 無効なブレークポイント |
 | 複数のブレークポイント |
 | 条件付きのブレークポイント |
 | 無効な条件付きブレークポイント |
 | プログラムカウンタ |
 |
プログラムカウンタと 1 つのブレークポイント |
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プログラムカウンタと複数のブレークポイント |
 | ソースコード内の呼び出し位置 (呼び出しスタックでの現在の呼び出しの呼び出し元) |
- 行ブレークポイントを除き、すべての Java ブレークポイントはグローバルに定義されるため、ブレークポイントを設定したソースを含むすべての IDE プロジェクトに影響を与えます。たとえば、あるプロジェクトの com.me.MyClass にクラスブレークポイントを設定した場合、IDE は、そのクラスを含むほかのプロジェクトのデバッグセッション中にそのクラスを検出するたびに実行を停止します。
IDE のブレークポイントはすべて、「ウィンドウ」>「デバッグ」>「ブレークポイント」(Alt-Shift-5) を選択することによって表示、整理できます。
- 関連項目
- Java のブレークポイントの設定
- ブレークポイントのグループ化
- Java アプリケーションのデバッグについて
著作権と商標について