「ローカル変数」ウィンドウには、現在の呼び出しのローカル変数が一覧表示されます。「ローカル変数」ウィンドウは、デフォルトではデバッグセッションを開始すると自動的に開きます。「ローカル変数」ウィンドウを開くには、「ウィンドウ」>「デバッグ」>「ローカル変数」を選択します。
デバッグセッションの実行中に「ローカル変数」ウィンドウを開いた場合は、デバッグセッションが終了すると自動的にウィンドウが閉じます。デバッグセッションを実行していないときにウィンドウを開いた場合は、手動で閉じるまで開いたままになります。
各変数に対して表示される情報としては、変数名、種類、および値があります。名前の左にあるアイコンをクリックすると、変数を展開したり、折りたたむことができます。オブジェクトの種類が下線付きの青いテキストで表示される場合、そのテキストをクリックすると、ソースコード内のそのオブジェクトの種類にジャンプします。「値」セルをクリックすると、「ローカル変数」ウィンドウで値を直接編集できます。
デバッガでは、変数の値として、記号 (#) と番号が割り当てられることがあります。この番号は、特定のインスタンスを表す一意の識別子です。この識別子を使用し、変数が同じインスタンス、または別のインスタンスを指しているかを確認することができます。この値は編集できません。
次の表は、オブジェクト名の左に表示されるアイコンを示しています。
アイコン | 説明 |
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ローカル変数 |
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スーパークラスのコンテナ |
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オブジェクトの静的フィールド |
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オブジェクトの非静的フィールド |
「ローカル変数」ウィンドウ内部を右クリックすると、ポップアップメニューに次の選択肢が表示されます。
メニュー項目 | 説明 |
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固定ウォッチポイントを作成 | 選択したオブジェクトの固定ウォッチポイントを作成します。固定ウォッチポイントは、現在のコンテキストに関係なく指定されたオブジェクトまたはメモリー位置を表示します。 |
表示形式 | 種類が整数のオブジェクトのみ。選択したオブジェクトの値の表示方法を決定します。選択肢は、10 進、16 進、8 進、2 進です。 |
オプションを表示 | 情報列の追加と削除、列の並べ替え、列のソートなど、「ローカル変数」ウィンドウの表示をカスタマイズできます。 詳細は、「デバッガ」ウィンドウのカスタマイズを参照してください。 |
変数のすべてのプロパティーを表示するには、変数のノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
デフォルトでは、toString() プロパティーを除いて、すべてのプロパティーが「変数」ウィンドウにも直接表示されます。