ファイアウォールで保護されていたり、プロキシサーバーを使用している環境でリモート Web サービスにアクセスする場合は、IDE でプロキシ設定を行う必要があります。リモート Web サービスでの作業で、プロキシの設定が問題になるのは次のような状況においてです。
次では、上記の各状況でのプロキシ設定について説明します。
「Web サービスクライアント」ウィザードで WSDL ファイルを読み出す場合
一般に、WSD ファイルを読み出す際、プロキシ設定が正しく行われていないと、「Web サービスクライアント」ウィザードで次のようなエラーメッセージが表示されます。
Download failed.I/O exception:(Check the proxy settings.)
次の手順でプロキシを確認、設定してください。
「了解」をクリックすると、変更が有効になります。
IDE を使用して Web サービスをテストする場合
一般に、IDE から Web サービスをテストする際、プロキシ設定が正しく行われていないと、次のようなエラーメッセージが返されます。
org.netbeans.modules.websvc.registry.ui.ReflectionHelper.callMethodWithParams(ReflectionHelper.java:449)
次の手順でプロキシを確認、設定してください。
「オプション」ウィンドウを終了すると、変更が有効になります。
Sun Java System Application Server に配備する場合
一般に、Sun Java System Application Server に Web サービスまたは Web サービスクライアントを配備する際に、プロキシ設定が正しく行われていないと、次のようなエラーメッセージが返されます。
java.rmi.RemoteException:HTTP transport error:java.net.UnknownHostException:
次の手順でプロキシを確認、設定してください。
-Dhttp.proxyHost=your.proxy.host
-Dhttp.proxyPort=your.proxy.port.number
サーバーを再起動して、新しいプロキシ設定を有効にします。
JBoss Server に配備する場合
一般に、JBoss に Web サービスまたは Web サービスクライアントを配備する際に、プロキシ設定が正しく行われていなくても、ブラウザには何も表示されません。
次の手順でプロキシを確認、設定してください。
サーバーを再起動して、新しいプロキシ設定を有効にします。
Tomcat Web Server に配備する場合
一般に、JBoss に Web サービスまたは Web サービスクライアントを配備する際に、プロキシ設定が正しく行われていなくても、ブラウザには何も表示されません。
次の手順でプロキシを確認、設定してください。
-Dhttp.proxyHost=your.proxy.host
-Dhttp.proxyPort=your.proxy.port
サーバーを起動して、新しいプロキシ設定を有効にします。
Java アプリケーションから Web サービスクライアントを配備する場合
一般に、Java アプリケーションから Web サービスまたは Web サービスクライアントを配備する際に、プロキシ設定が正しく行われていないと、次のようなエラーメッセージが返されます。
java.rmi.RemoteException:HTTP transport error:java.net.UnknownHostException:
次の手順でプロキシを確認、設定してください。
-Dhttp.proxyHost=your.proxy.host -Dhttp.proxyPort=your.proxy.port
「了解」をクリックすると、変更が有効になります。
Java アプリケーションからクライアントを配備する場合は、各 Java アプリケーションがスタンドアロンの JVM プロセスとして動作し、それぞれに異なる JVM パラメータを提供できるため、プロジェクトごとにプロキシを設定する必要があります。複数の Web アプリケーションが同じサーバーインスタンスを使用する場合は、前述したように、プロキシの設定は 1 回、すなわち、サーバーそのものでのみ行う必要があるだけです。