選択メソッドの定義
関連項目
選択メソッドは検索メソッドと同様に、データベースにクエリー実行するために EJB 2.1 CMP エンティティー Bean で使用されるクエリーメソッドの一種です。選択メソッドは検索メソッドよりも柔軟性が高く、Bean クラスでのみ可視です。そのため、選択メソッドは、その Bean クラスのメソッドでのみ使用できます。選択メソッドは、呼び出し元のメソッドのトランザクションコンテキストを継承します。Bean または Bean のコレクションを返すほかに、フィールドの値も返すことができます。選択メソッドは、コンテナ管理による持続性を使用するエンティティー Bean でのみ使用できます。
CMP エンティティー Bean の選択メソッドを定義する
- ソースエディタで Bean クラスを開きます。
- ソースエディタ内を右クリックし、「EJB メソッド」>「選択メソッドを追加」を選択します。
また、「プロジェクト」ウィンドウでエンタープライズ Bean ノードを右クリックし、「追加」>「選択メソッドを追加」を選択することもできます。
- 「選択メソッドを追加」ダイアログで、メソッドシグニチャーを定義します。
- メソッドのベース名 ejbSelectBy にテキストを追加します。
- メソッドの戻り値の型をコンボボックスから選択します。
- メソッドが CMP フィールドの値を返す場合は、java.lang.String や int など、適切な Java データ型またはプリミティブデータ型を選択します。
- メソッドがエンタープライズ Bean を返す場合は、Bean の型をコンボボックスに入力します。
- メソッドが複数の Bean を返す場合は、コンボボックスに java.util.Set または java.util.Collection を入力します。返される Bean に重複を含めることができない場合は、java.util.Set を使用します。返される Bean に重複を含めることができる場合は、java.util.Collection を使用します。
- メソッドが返すデータを検索するために使用する EJB QL 文を入力します。
- メソッドに必要なパラメータを指定します。
- 「了解」をクリックしてメソッドを作成します。
IDE は Bean クラスにメソッドシグニチャーを追加し、EJB モジュールの配備記述子に選択メソッドを登録します。
既存の選択メソッドを表示または編集する
- 「プロジェクト」ウィンドウで、EJB モジュールプロジェクトの「構成ファイル」ノードを展開します。
- ejb-jar.xml をダブルクリックします。ソースエディタ内にビジュアルエディタが表示されます。
- 「一般」ビューでエンティティー Bean ノードを展開し、「CMP 選択メソッド」ノードを展開します。既存のすべての CMP 選択メソッドが表に一覧表示されます。
- 「追加」または「編集」をクリックして、選択メソッドを変更します。
- 関連項目
- エンティティー Bean について
- 検索メソッドの定義
- ビジネスメソッドの定義
- 検索メソッドまたは選択メソッドへの EJB QL の追加
- CMP マッピングについて
- CMP フィールドの定義
- データベースからの CMP エンティティー Bean の生成
著作権と商標について