「新規セッション Bean」ウィザード
関連項目
このウィザードは、EJB モジュールプロジェクトに新しいセッション Bean を作成します。このウィザードを開くには、EJB モジュールプロジェクトのプロジェクトノードまたは エンタープライズ Bean ノードを右クリックし、「新規」>「セッション Bean」を選択します。
このウィザードでは、次の情報を設定します。
- EJB 名。 配備記述子にセッション Bean の名前を設定します。この EJB 名が、セッション Bean のクラスおよびインタフェース名の基になります。
- 場所。 セッション Bean ファイルを作成するソースフォルダを選択します。
- パッケージ。 既存のパッケージを選択するか、新しいパッケージ名を入力します。
- セッションのタイプ。次のいずれかを選択します。
- ステートレス。Bean はユーザーとの対話中に、状態情報を保存しません。このようなエンタープライズ Bean は、クライアントとアプリケーションサービスとの単純な対話や、単一メソッドの起動で完了する対話に役立ちます。
例として、注文を処理するエンタープライズ Bean があります。各注文は、processOrder() のような 1 つのメソッドの起動で処理できます。処理に必要なすべての情報が、メソッドパラメータに含まれています。
- ステートフル。Bean はユーザーとの対話中に、状態情報を保存します。このようなエンタープライズ Bean は、クライアントとアプリケーションサービスとの対話を単一メソッドの起動よりも長く継続する必要があり、対話の状態を記録する必要があるビジネスプロセスに役立ちます。
例として、オンラインショッピングのカートがあります。エンドユーザーはクライアントプログラムを通じて、多数の品目を注文できます。対話を管理するステートフルセッション Bean は、エンドユーザーが累積された注文を確認し、品目を受け入れまたは拒否し、一群の処理を開始するまで、品目を累積する必要があります。ステートフルセッション Bean は、未処理の品目を保存し、エンドユーザーが品目を追加できるようにする必要があります。
- インタフェースを作成。 このセッション Bean 用に作成するインタフェースを指定します。
- リモート。 リモートメソッド呼び出しを使用して、リモートクライアントからセッション Bean にアクセスすることを許可します。通常、これは、セッション Bean のアプリケーションサーバー上で実行されている以外のクライアントを意味します。
- ローカル。 同じ Java 仮想マシンで動作しているクライアントから セッション Bean にアクセスすることを許可します。
- 関連項目
- セッション Bean について
- EJB モジュールプロジェクトの作成
- エンタープライズ Bean の作成
- ビジネスメソッドの定義
著作権と商標について