sun-web.xml ビジュアルエディタ:「一般」

関連項目

sun-web.xml ビジュアルエディタを使用すると、Sun Java System Application Server のプラットフォーム固有の Web 配備記述子 の編集ができます。このビジュアルエディタを開くには、「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトの「構成ファイル」ノードを展開し、sun-web.xml ファイルをダブルクリックします。Web アプリケーションが sun-web.xml 配備記述子を含んでいるのは、ターゲットサーバーが Sun Java System Application Server である場合だけです。

このウィザードの「一般」タブでは、Web アプリケーションのコンテキストルート、追加クラスパス、および JSP 構成プロパティーを設定できます。

コンテキストルート

コンテキストルートは、WAR ファイルのベースディレクトリです。「サーブレットコンテキスト」は、コンテキストルートを使用して WAR ファイルへのパスを解決します。JSP ページまたはサーブレットへの URL は、次の形をとります。

 hostname:port/contextRoot/relative_URLs_in_WAR_file

エラー時 URL

(省略可能) エラーが発生した場合のリダイレクト URL を指定します。

JSP 構成プロパティー

「JSP 構成プロパティー」では、Web モジュールの JSP ページの事前定義プロパティーを追加または削除できます。

次の表は、JSP 構成プロパティーのリストです。最初の列には、プロパティーの名前を示してあり、2 番目の列にはプロパティーの説明と、該当する場合はプロパティーのデフォルト値を示してあります。

名前
checkInterval development が False で reloading が True の場合、バックグラウンドコンパイルが使用可能になります。checkInterval は、JSP ページの再コンパイルが必要かどうかを調べる検査間隔を秒単位で表したものです。デフォルト値は 300 秒です。
compiler コンパイラ Ant を使用して JSP ページをコンパイルする必要があります。詳細については、Ant のマニュアルを参照してください。デフォルトコンパイラは javac です。
classdebuginfo 生成された Java サーブレットをコンパイルするときに、デバッグオプション (javac の場合は -g) を設定する必要があるかどうかを指定するフラグです。
classpath 生成されたサーブレットをクラスファイルへコンパイルするために Java コンパイラを起動するときに、Java コンパイラへ渡すクラスパスです。クラスパスは、現在の Web アプリケーションに基づいて動的に作成されます。
development 開発モードで Jasper を使用する場合は、チェックマークを付けます。デフォルト値は True です。
enablePooling タグハンドラのプールを使用可能にするかどうかを決定します。デフォルト値は True です。
fork True の場合、Ant は、アプリケーションサーバーを実行しているものと異なる別個の JVM が JSP ページのコンパイルに使用されるよう、JSP ページのコンパイルをフォークします。デフォルト値は True です。
ieClassId Internet Explorer の Java プラグイン COM クラス ID です。それの値は、<jsp:plugin> タグに使用されます。
javaEncoding 生成された Java サーブレットのエンコーディング。このエンコーディングは、サーブレットのコンパイルに使用される Java コンパイラにも渡されます。デフォルトでは、Web コンテナは UTF8 を使用しようとします。それが失敗すると、javaEncoding 値を使用しようとします。
エンコーディングの詳細については、次を参照してください。
keepgenerated 各ページ用に生成された Java サーブレットのソースを保存するか削除するかを指定するフラグです。True に設定した場合、生成された Java ファイルは保存されます。False に設定した場合、Java ファイルは削除されます。デフォルトでは、デバッグに役立つよう、Java コードは削除されません。
logVerbosityLevel サーブレットが生成する詳細メッセージのレベルをログに記録します。レベルを高くするほど、生成されるメッセージの数が多くなります。有効な値は、FATAL、ERROR、WARNING、INFORMATION、および DEBUG です。デフォルト値は WARNING です。
mappedfile コンテナが、入力行 1 行あたり 1 個の print 文を付けて静的コンテンツを生成するかどうかを指定するフラグ。True に設定した場合、それぞれの HTML 行ごとに別々の write 呼び出しが生成されます。また、各行の JSP ページ内の位置を記述したコメントが追加されます。デフォルトでは、隣接するすべての write 呼び出しは結合され、位置のコメントは生成されません。
reloading 変更された JSP ページの有無を Jasper で検査するかどうかを指定します。デフォルト値は True です。
suppressSmap JSR45 デバッグ用の SMAP 情報を抑止するかどうかを指定します。デフォルト値は False です。
dumpSmpa JSR45 デバッグ用の SMAP 情報をファイルへダンプするかどうかを指定します。デフォルト値は True です。
scratchdir JSP ページをコンパイルするときに使用する作業ディレクトリ。ここには、生成されたすべてのコードも格納されます。
tagPoolMaxSize タグハンドラのプールサイズを指定します。
xpoweredBy 生成されたサーブレットによって X-Powered-By 応答ヘッダーが追加されるかどうかを決定します。

プロパティー

「プロパティー」では、Web モジュールの JSP ページの事前定義プロパティーを追加または削除できます。

次の表は、使用可能な JSP プロパティーのリストです。最初の列には、プロパティーの名前を示してあり、2 番目の列にはプロパティーの説明と、該当する場合はプロパティーのデフォルト値を示してあります。
名前
crossContextAllowed このプロパティーは、True または False に設定します。True に設定した場合、Web アプリケーションはほかの Web アプリケーションのコンテキストにアクセスできます。
tempdir この Web モジュールが使用する一時ディレクトリ。この値は、javax.servlet.context.tempdir コンテキスト属性の値を構築するために使用されます。コンパイルされた JSP ページもこのディレクトリに置かれます。
singleThreadedServletPoolSize シングルスレッドサーブレット用のスレッドプールに入るスレッドの数。
関連項目
配備記述子について
Web アプリケーション配備記述子の設定
ターゲットサーバーの変更
sun-web.xml ビジュアルエディタ:
         「セッション」
         「メッセージ」
         「ロケール」
         「キャッシュ一般」
         「Web サービス記述子」

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