「プロジェクト」ウィンドウは、プロジェクトのソースへの第一の入り口です。Java パッケージや Web ページといった重要なプロジェクトの内容の論理ビューを表示します。プロジェクトのノードを右クリックすることにより、プロジェクトを構築、実行、デバッグしたり、「プロジェクトプロパティー」ダイアログを開くためのコマンドがあるポップアップメニューにアクセスできます。
「実行時」ウィンドウには、現在実行中のプロセス、デバッグセッション、IDE に接続している外部サービスなどの実行時情報が表示されます。
「ナビゲータ」ウィンドウは、現在開いているプロジェクトの Java ソースファイルに関する情報を表示するツールです。簡易リストまたは継承ツリーのいずれかで、ソース要素を表示できます。デフォルトでは、「ナビゲータ」ウィンドウは、IDE のワークスペースの左下隅、「プロジェクト」ウィンドウ、「ファイル」ウィンドウ、「実行時」ウィンドウの下にあります。
ソースエディタは、GUI ビルダー、「プロジェクト」ウィンドウ、コンパイラ、デバッガが組み込まれた、各種機能を備えたテキストエディタです。IDE のテンプレートを使って編集可能なオブジェクトが新規に作成されると、ソースエディタが自動的に開きます。このウィンドウは、編集可能なオブジェクトのノードを「プロジェクト」ウィンドウでダブルクリックして開くこともできます。
GUI ビルダーは、Java[tm] プログラミング言語で記述されている GUI フォームを作成し、編集するためのビジュアルツールです。GUI ビルダーは、「エディタ」タブ内に GUI フォームのデザイン時ビューを開きます。また、フォームに追加可能なコンポーネントからなる「パレット」ウィンドウや、フォームの構造を示す「インスペクタ」ウィンドウ、各コンポーネントのプロパティーと動作を変更するための「プロパティー」ウィンドウも開きます。
「構築」メニューには、アプリケーションをコンパイルするためのコマンドが含まれています。プロジェクト全体をコンパイルすることも、個別にファイルをコンパイルすることもできます。一般的なコンパイル操作は、「構築」ツールバーのコマンドあるいは同等のキーボード操作で実行することができます。
IDE には、JPDA デバッガが完全に統合されています。デバッグセッションを開始すると、プログラムに関する実行時情報を表示する一群のデバッガウィンドウが自動的に開きます。実行できる機能には、ブレークポイントやウォッチポイントの設定、コードのステップ実行、変数の調査や変更、クラスと呼び出しスタックの調査、スレッド追跡、複数セッションの実行があります。
「お気に入り」ウィンドウからは、ローカルコンピュータ上の任意の場所にアクセスできます。このウィンドウは、プロジェクトディレクトリの外部にあるファイルやディレクトリにアクセスするのに便利です。「お気に入り」ウィンドウは、プロジェクトのクラスパスやメンバーに関する情報を持っていないため、「ファイルをコンパイル」などのプロジェクト関係のコマンドはいっさい利用できません。