クラス、メソッド、およびフィールドの使用状況の検索
関連項目
「使用状況を検索」コマンドを使用して、プロジェクトのソースコードで使用されているすべてのクラス、メソッド、またはフィールドの場所を調べることができます。
プロジェクト内でクラス、インタフェース、メソッド、またはフィールドが使用されている箇所を検索する
- 「プロジェクト」ウィンドウまたは「ソースエディタ」ウィンドウでコード要素を右クリックし、「使用状況を検索」(Alt-F7) を選択します。
- 「使用状況を検索」ダイアログで、検索スコープのオプションを選択します。
「使用状況を検索」コマンドとそのオプションの詳細は、同じトピックの次のセクションを参照してください。
- 「次へ」をクリックします。
「使用状況」ウィンドウに、ファイル名とそのファイル内で見つかった使用箇所を含む行が表示されます。
コード要素の特定の使用箇所に移動する
- 「使用状況」ウィンドウに表示されているファイル名をダブルクリックして、ファイルを開きます。
- 目的のコード行をダブルクリックするとファイルが開き、該当するコード行にカーソルが置かれます。
クラスとインタフェース
「使用状況を検索」コマンドをクラスとインタフェースに対して実行すると、次の条件に該当するすべてのコードが表示されます。
- 型を宣言している
- その型に対して変数またはメソッドを宣言している
- 新規インスタンスの作成、インポート、拡張、実装、キャスト、またはスローなどに型を使用している
- 型のメンバーと静的変数を使用している
また、クラスまたはインタフェースに対して「使用状況を検索」コマンドを選択すると、「使用状況を検索」ダイアログには次の追加オプションが表示されることもあります。
- すべてのサブタイプを検索。このチェックボックスを選択すると、クラスのサブタイプが使用されている箇所だけが表示されます。
- 直接的サブタイプのみ検索。このチェックボックスを選択すると、直接的サブタイプが使用されている箇所だけが表示されます。それら直接サブタイプのサブタイプは無視されます。
メソッド
「使用状況を検索」コマンドをメソッドに対して実行すると、次の条件に該当するすべてのコードが表示されます。
- メソッドを宣言している
- メソッドを呼び出している
- メソッドを置き換えている
また、メソッドに対して「使用状況を検索」コマンドを選択すると、「使用状況を検索」ダイアログには次の追加オプションが表示されることもあります。
- オーバーライドメソッドを検索。このチェックボックスを選択すると、選択したメソッドを置き換えているメソッドがある箇所が表示されます。
- 基底クラスから検索。このチェックボックスを選択すると、ベースメソッドが使用されている箇所が出力されます。このオプションは、検索対象となっているメソッドがほかのメソッドを置き換えている場合にだけ表示されます。
フィールド
「使用状況を検索」コマンドをフィールドに対して実行すると、次の条件に該当するすべてのコードが表示されます。
- フィールドを宣言している
- フィールドに値を設定している
- フィールドの値を取得している
IDE のその他の検索機能
プロジェクトで特定の文字列が使用されている、すべての場所を検索できるその他の IDE ツールには、次のものがあります。
- テキストの検索と置換。Java エディタで開いているソースファイルで、特定の文字列が使用されているすべての場所を検索します。「編集」>「検索」を選択して「検索」ダイアログを開くか、「編集」>「置換」を選択して「置換」ダイアログを開きます。これらのコマンドは、指定した文字列に一致した箇所を表示するだけで、それが Java 要素か単なる文字列なのかは識別しません。
- プロジェクト内を検索。「プロジェクト内を検索」機能も「検索」機能と同様、検索対象がクラス名か単純な文字列かを区別しないまま、一致する文字列だけを検索します。「編集」>「プロジェクト内を検索」を選択して「プロジェクト内を検索」ダイアログを開き、検索する文字列を入力します。
- ソースファイル内でメソッドが宣言されている箇所を検索するには、「プロジェクト」ウィンドウまたは「ナビゲータ」ウィンドウで目的のメソッドをダブルクリックします。異なるソースファイル中でメソッドが宣言されている場合は、メソッドを右クリックし、コンテキストメニューから「移動」>「宣言」を選択します。
- 関連項目
- リファクタリングの手順早見表
- クラス名またはインタフェース名の変更
- フィールド名またはメソッド名の変更
- Java コードの安全な削除
- リファクタリングでの変更の取消し
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