「オプション」ウィンドウ: GUI ビルダー設定
関連項目
GUI ビルダー設定では、IDE の GUI ビルダーでのフォーム情報の表示方法やレイアウトのグリッドサイズをカスタマイズしたり、いくつかのプロパティーの種類に専用のエディタを割り当てたりできます。
GUI ビルダー設定にアクセスするには、メインメニューから「ツール」>「オプション」を選択し、「オプション」ウィンドウで「詳細」オプションをクリックします。左区画で「編集」ノードを展開し、「GUI ビルダー設定」を選択します。
- 次のプロパティーの一部は、「詳細オプション」ビューにのみあります。ビューを切り替えるには、「オプション」ウィンドウで「詳細オプション」または「基本オプション」ボタンをクリックします。
一般的な GUI ビルダープロパティー
- 接続中のボーダーの色。 接続モードにおけるコンポーネントの選択ボーダーの色です。
- ドラッグフィードバックの色。 ドラッグ時のターゲットコンテナの色です。
- フォームデザイナの背景色。 「フォームデザイナ」区画の背景の色です。
- フォームデザイナのボーダー色。 デザインされたコンポーネントを囲むボックスの色です。
- ガイド線の色。 コンポーネント移動時に表示する配置ガイド線の色です。
- 選択中のボーダーの色。選択されていることを示す、コンポーネントを囲むボックスの色です。
- 選択中のボーダーのサイズ。 選択されていることを示す、コンポーネントを囲むボックスのサイズ (ピクセル単位) です。
- ツールバーにパレット。 選択すると、「GUI ビルダー」ツールバーに「追加モード」ボタン
が表示されます。このボタンをクリックして、表示されたメニューから、「パレット」ウィンドウの任意のコンポーネントを選択できます。
- インデント設定エンジンを使用。 選択すると、Java コードの生成時に Java ソースエディタのインデント設定エンジンが使用されます。選択されていない場合は、GUI エディタの単純な (ただし高速) インデント設定が使用されます。大きなフォームのコードの再生成が Java ソースエディタのインデントエンジンを使用すると、処理が遅くなる可能性があります。
上級の GUI ビルダープロパティー
- グリッドを位置に適用。選択すると、コンポーネントの位置がグリッドに揃います (グリッド使用時)。グリッドは、AbsoluteLayout や NullLayout を使用するフォームや、JLayeredPane および JDesktopPane コンポーネントに使用されます。
- グリッドをサイズに適用。 選択すると、コンポーネントのサイズがグリッドに揃います (グリッド使用時)。
- プロパティーエディタ検索パス。 GUI エディタで使用するプロパティーエディタの検索に使用するパッケージのリスト。代替「色」プロパティーエディタを使用するには、ColorEditor を作成し、その完全パッケージ名をプロパティーエディタ検索パスの先頭に追加します。この ColorEditor は、「色」プロパティーの編集時に使用されます。
- イベント変数名。 イベントオブジェクトのイベントハンドラメソッドのシグニチャに生成される変数の名前です。たとえば、evt は private void button1ActionPerformed (java.awt.event.ActionEvent evt) における変数名です。
- 生成されたコードを折り畳む。 選択すると、生成されたコードがソースエディタで折り畳まれます。
- ニーモニックコードを生成。選択すると、org.openide.awt.Mnemonics を使用して、特殊なニーモニックコードが生成されます。このオプションを使用すると、テキストとニーモニックのプロパティーを個別に設定する代わりに、テキストプロパティーで & 文字を使用して、ラベルとボタンのニーモニックを定義できます。
- 「ニーモニックコードを生成」プロパティーは、IDE 用に開発されているフォームにのみ有効です。コードがコンパイルできなくなる問題を回避するには、このオプションをアクティブにしないで下さい。
- グリッド X。 AbsoluteLayout、Null Layout、JLayeredPane、および JDesktopPane に使用する X 軸のグリッドサイズ。
- グリッド Y。 AbsoluteLayout、Null Layout、JLayeredPane、および JDesktopPane に使用する Y 軸のグリッドサイズ。
- リスナー生成の種類。 コンポーネントイベントのコードとそのハンドラを生成する方法を指定することができます。ここで提供されるすべてのオプションは機能的に同等なコードを生成しますが、各オプションは異なる性能品質を持っています。オプションには次の 3 種類があります。
- 匿名内部クラス。 匿名内部クラスは、各イベントに対し 1 つ生成されます。 このオプションを選択すると、フォームの実行時に多くのクラスを読み込み、保持する必要があるため、アプリケーションの性能とメモリーに影響を及ぼすことがあります。
- 1 つの内部クラス。 フォーム全体に共通の内部クラスが 1 つ生成されます。この内部クラスは必要なリスナーをすべて実装し、付属するイベントハンドラに対して全イベントを送信します。生成されるコードは大きめでやや効率性に欠けますが、匿名内部クラスは必要になりません。このオプションは、多くのコンポーネントとイベントハンドラを持つ大規模なフォームの場合に特に適しています。
- 主クラス。フォームの主クラスがリスナーを実装します。イベントのための特別な内部クラスは生成されません。もっとも効率的なオプションですが、一部のフォームでは使用できません。このオプションは、フォームクラスがリスナー実装を宣言していない場合にだけ使用できます。 このリスナー実装は、フォーム中のコンポーネントが生成するイベントと対話的に実行するものを指します。
- プロパティーエディタ。プロパティーの種類と、その種類に使用するプロパティーエディタの完全修飾クラス名を明示的に示す文字列です。
- ニーモニック情報ダイアログを表示。 選択すると、コンポーネントの「Text」プロパティーが設定されるたびに、ニーモニック機能に関する情報ダイアログが表示されます。
- ローカル変数。選択すると、フォームのコンポーネントに生成された変数は、initComponents() メソッドでローカル変数として宣言されます。選択されていない場合、この変数はクラスのメンバーフィールドとして宣言されます。
- 変数修飾子。フォーム上でコンポーネントに対して生成される変数のアクセス修飾子です。
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関連項目
- コンポーネントのプロパティーの編集
- レイアウトプロパティーの設定
- GUI ソースコードの変更
- GUI ビルダーの構成
- 「オプション」ウィンドウの使用
著作権と商標について