ビジネスメソッドについて

関連項目

ビジネスメソッドとは、エンタープライズ Bean の内部にあり、いくつかの機能を実行するメソッドで、Bean の外から呼び出すことができます。ビジネスメソッドは、Bean クラス内で作成され、ローカルインタフェースまたはリモートインタフェースで表示されます。同じ JVM (同じサーバー上) で実行される Bean およびクライアントから呼び出されるビジネスメソッドは、Bean のローカルインタフェースに登録されます。リモートクライアントから呼び出されるメソッドは、Bean のリモートインタフェースに登録されます。

通常、セッション Bean のビジネスメソッドは、Bean がクライアントに実行する作業を定義します。必ずしも、データベースのデータに関連付けられていません。

EJB 2.1 プログラミングでは、エンティティー Bean はデータベースにデータが格納される持続ビジネスオブジェクトを表します。Bean は、データに固有の動作を追加します。そのため、エンティティー Bean のビジネスメソッドは、ビジネスの概念を表すデータベースの情報を読み取りおよび更新できるようにする、一般的なアクセス用メソッドおよびミュテータメソッドです。リモートクライアントがエンティティー Bean にアクセスするには、ファサードセッション Bean を使用する必要があるため、エンティティー Bean のビジネスメソッドは、ほとんどの場合、ローカルメソッドです。

IDE でのビジネスメソッド

IDE でビジネスメソッドを生成するには、ソースエディタで Bean クラスを開いてクラスの本体を右クリックし、「EJB メソッド」>「ビジネスメソッドを追加」を選択します。通常のメソッドのコードを作成し、そのメソッドを右クリックして「ローカルインタフェースに追加」または「リモートインタフェースに追加」を選択する方法もあります。

EJB 2.1 エンタープライズ Bean (J2EE 1.4) を作成すると、IDE は、ビジネスメソッドを登録する特殊な BeanInterfaceBusiness インタフェースを作成します。Bean インタフェースは Business インタフェースを拡張し、Bean クラスは Bean インタフェースと RemoteBusiness インタフェースの両方を実装します。

このアプローチの利点は、実装ロジックとビジネスロジックを区別でき、コンパイル時に Bean によるインタフェースの実装を確認できる点にあります。ビジネスメソッドを Bean のインタフェースに直接登録する場合は、Business インタフェースファイルを削除します。次に、Business インタフェースを拡張しないように Bean インタフェースを編集し、Business インタフェースを実装しないように Bean クラスを編集します。

EJB 3.0 エンタープライズ Bean (Java EE 5) を使用する場合、個別の Business インタフェースは不要です。EJB 3.0 エンタープライズ Bean は通常の Java オブジェクトであるため、リモートインタフェースとローカルインタフェースだけがあります。

関連項目
ビジネスメソッドの定義
セッション Bean について
エンティティー Bean について

著作権と商標について