Java System Application Server への接続プールの設定
関連項目
JDBC 接続プールは、アプリケーションサーバーが特定のデータベースに対して保持している再利用可能な接続の集まりです。データベースへの接続を要求するアプリケーションは、この接続プールから接続を取得します。アプリケーションが接続を閉じると、この接続はプールに返されます。
接続プールは、データベースへの接続のトランザクション時間を短縮します。その理由は、データベースソースへのアクセスを提供する接続オブジェクトが共有されるからです。これにより、接続が要求されるたびに新しい物理接続を作成する必要がなくなります。
JDBC リソースを作成する場合は、接続プールが必要です。プロジェクト用の接続プールを作成するには、「新規ファイル」ウィザードを使用します。
プロジェクト用の接続プールを作成する
- 「ファイル」>「新規」(Ctrl-N) を選択します。
- コンボボックスからプロジェクトを選択します。
- リソースは EJB モジュールまたは Web モジュールのどちらかに保存できますが、Java EE パターンでは、柔軟性と再利用可能度を高めるために、リソースを EJB モジュールに保存することが推奨されます。
- 「カテゴリ」区画で「Sun リソース」、「ファイルの種類」区画で「JDBC 接続プール」を選択し、「次へ」をクリックします。
- (必須) 接続プールの名前を指定します。
- 既存のデータベース接続を使用するか、それとも新規の接続を作成するかを選択するために、リストから構成を選択します。
- 接続が XA トランザクションである場合は、「XA」チェックボックスをオンにします。
- 「次へ」をクリックします。
- データソースクラス名は、選択した接続によって決まります。
- プールの説明を入力します。
- 接続のプロパティーを入力します。接続するために、データベースの URL のほか、ユーザー名とパスワードの入力が必要となる場合もあります。
- 接続用のデフォルトのプロパティーを変更する場合は、「次へ」をクリックします。これらのプロパティーは、あとで接続プールのプロパティーウィンドウで変更できます。
- 「完了」をクリックします。
プロジェクト内に接続プールを作成したあと、リソースをサーバーに登録し、すべてのアプリケーションとリソースがそれを使用できるようにする必要があります。リソースは、プロジェクトが配備されたときに自動的に登録されます。別の方法として、プロジェクトの配備や配備取り消しをせずに、手動でリソースをサーバーに登録することもできます。リソースを手動でサーバーに登録する場合は、事前に Sun Java System Application Server が稼働していることを確認してください。
- 関連項目
- 接続プールについて
- データベースへの接続
- Sun Java System Application Server へのリソースの登録
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