テンプレートでのマクロの使用

関連項目

テンプレートからオブジェクトを作成するときに、テンプレートでマクロを使用し、さまざまな設定を自動的に生成させることができます。IDE には、複数の編集できないマクロと、1 つの編集可能なマクロが用意されています。IDE のすべての組み込みマクロは .java ファイルで使用でき、一部のマクロはその他の種類のファイルでも使用できます。独自のマクロを作成することもできます。

IDE の編集できないマクロ

次の表は、IDE の編集できないマクロを示しています。

マクロ 生成される文字列
__DATE__ テンプレートを作成した日付に置き換えられます。
__TIME__ テンプレートを作成した時間に置き換えられます。
__NAME__ クラス名 (拡張子なし) に置き換えられます。
__PACKAGE__ クラスが入っているパッケージ名に置き換えられます。Java クラスのパッケージ文でこのマクロを使用しないでください。テンプレート自体にパッケージ文を記述することを推奨します。テンプレートからクラスを作成する場合、パッケージ文は、そのクラスが作成されたパッケージを反映して自動的に変更されます。
__PACKAGE_SLASHES__ クラスのパッケージ名に置き換えられます。ただし、この名前はピリオド (.) ではなく、スラッシュ (/) で区切ります。
__PACKAGE_AND_NAME__ packageName.fileName の書式で、パッケージとファイルの名前に置き換えられます。ファイルがファイルシステムのルートにある場合は、ファイル名のみで置き換えられます。
__PACKAGE_AND_NAME_SLASHES__
PACKAGE_AND_NAME と同様に動作します。ただし、この名前はピリオド (.) ではなく、スラッシュ (/) で区切ります。
__QUOTES__ 二重引用符 (") に置き換えられます。このマクロは、引用符の間にマクロを配置する場合に必要になります。テンプレートで、マクロを実際の引用符で囲んだ場合、そのテンプレートからオブジェクトを作成するときに、そのマクロのテキスト置換は実行されません。

IDE のユーザーマクロ

IDE の多くのテンプレートは、__USER__ マクロを使用します。これは、テンプレートから作成されるファイルでユーザー名に置き換えられます。

__USER__ マクロを編集する

  1. 「ツール」>「オプション」を選択し、「オプション」ウィンドウの最下部の「詳細オプション」ボタンをクリックします。
  2. 「編集」ノードを展開し、「Java ソース」ノードを選択します。
  3. 「文字列テーブル」プロパティーを選択し、省略符号ボタン (...) をクリックしてそのカスタムプロパティーエディタを開きます。
  4. USER」の値を編集し、「了解」をクリックします。

テンプレートで使用する新しいマクロを作成する

  1. 「ツール」>「オプション」を選択し、「オプション」ウィンドウの最下部の「詳細オプション」ボタンをクリックします。
  2. 「編集」ノードを展開し、「Java ソース」ノードを選択します。
  3. 「文字列テーブル」プロパティーを選択し、省略符号ボタン (...) をクリックしてそのカスタムプロパティーエディタを開きます。
  4. MacroName=Value の書式でマクロを追加し、「了解」をクリックします。

    マクロを定義するときには、マクロ名の前後にアンダースコア文字を入力しないでください。

関連項目
テンプレートの作成
コードテンプレートおよびマクロの使用方法

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