Tomcat Web サーバーでの JWSDP 1.6 の使用

関連項目

Java Web Services Developer Pack (Java WSDP) は無料の統合ツールキットで、これを使用すると、最新の Web サービステクノロジ、標準実装を備えた XML アプリケーション、Web サービス、および Web アプリケーションを構築、テスト、配備できます。最新リリースの Java WSDP 1.6 (JWSDP 1.6) では、次のことができます。

次の手順は、JWSDP 1.6 の設定方法を説明したものです。JWSDP 1.6 は、すでに Web コンテナがインストールされていることを想定しています。Tomcat の場合、JWSDP に準拠した Web コンテナは「Tomcat 5.0 for Java WSDP 1.6」と呼ばれます。これは、Tomcat 5.0.19 を基礎としています。したがって、これより上位のバージョンの Tomcat Web サーバーを使用する必要がある場合は、JWSDP 1.6 を使用できません。代わりに、Ant スクリプトと、Tomcat Web サーバーでの Web サービス用の Ant ターゲットの記述で説明する手順を使用してください。
ヒント バンドルされている Tomcat Web サーバーのバージョンは 5.5.17 です。したがって、バンドルされている Tomcat Web サーバーは JWSDP 1.6 に適した Web コンテナではありません。

JWSDP 1.6 で Web サービスを使用する

  1. Tomcat 5.0 for Java WSDP 1.6 をダウンロードし、インストールします。

  2. JWSDP 1.6 をダウンロードします。

  3. JWSDP 1.6 をインストールするとき、必ず Tomcat 5.0 for Java WSDP 1.6 を Web コンテナとして選択してください。
  4. Tomcat Web サーバーを登録します。サーバーマネージャーの「サーバーインスタンスを追加」パネルで、「サーバー」ドロップダウンリストから「Tomcat 5.0」を選択します。
  5. Web サービスを作成するか、利用します。
    ヒント 「新規 Web サービスクライアント」ウィザードで Web サービスクライアントを作成するときに、必ず「クライアントの種類」ドロップダウンリストで IDE 生成の静的スタブを選択してください。J2EE 生成の静的スタブを選択してしまった場合は、あとでクライアントの種類を変更できます。
関連項目
Tomcat Web サーバーの概要
サーバーの認証
Tomcat Web サーバーでの接続プールの設定

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