IDE には、モジュール開発用に一群の標準的なプロジェクトテンプレートが付属しています。 標準ディストリビューションの IDE には、モジュールプロジェクト用として次のテンプレートがあります。
モジュールプロジェクト、ライブラリラッパーモジュールプロジェクト、およびモジュールスイートプロジェクトには、「重要なファイル」ノードがあります。ここには、IDE によって、Ant スクリプト、layer.xml ファイル、およびその他のプロジェクトデータが格納されます。
次の表は、「重要なファイル」ノードの要点をまとめています。また、各項目が存在する場所 (モジュールプロジェクトテンプレート、ライブラリラッパーモジュールプロジェクトテンプレート、モジュールスイートプロジェクト、またはこれら 3 つすべて) も示しています。
項目 | 説明 | 存在場所 |
---|---|---|
XML レイヤー | System ファイルシステム登録ファイル (layer.xml)。 このファイルを使用して、System ファイルシステムに新しい項目を登録します。 ファイルレベルのテンプレートを使用すると、その項目が IDE によって自動的に登録されます たとえば「アクション」ウィザードを使用して、メニュー項目、ツールバーボタン、またはキーボードショートカットで Java クラスを呼び出すよう指定すると、その指定内容が IDE によって layer.xml に登録されます。 | モジュールプロジェクト |
構築スクリプト | IDE によって呼び出される構築スクリプト。 この構築スクリプトにはインポート宣言だけが記述されていて、この宣言によって nbproject/build-impl.xml からターゲットがインポートされます。 build-impl.xml からのターゲットを使用しない場合、または新規ターゲットを作成する場合は、build.xml を使って定義します。 | すべて |
モジュールマニフェスト |
モジュールの属性を定義したセクションからなる JAR マニフェスト (MANIFEST.MF)。 デフォルトでは、モジュールプロジェクト用に作成された MANIFEST.MF には、そのバージョン、名前、layer.xml、ローカライズ版バンドル、仕様バージョン情報が含まれます。 |
モジュールプロジェクト |
プロジェクトメタデータ |
project.xml ファイル。 モジュールの依存関係およびクラスパスを指定するための、IDE 生成のメタデータファイルです。 project.xml は手動で編集できますが、一般にその必要はありません。 ファイルレベルのテンプレートを使用して、アクションなどの項目を作成すると、その項目に必要なモジュール依存関係が、IDE によって自動的に指定されます。 モジュール依存関係を自分で指定する必要がある場合は、プロジェクトの「プロジェクトプロパティー」ダイアログの「ライブラリ」パネルを使用します。 |
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