XML カタログは、XML ドキュメント内の外部エンティティー参照を、その参照先ドキュメントの実際の位置にマップするマッピング情報を提供します。カタログを使用して、DTD ファイルや XML ファイルなど、外部エンティティーのマッピングを別の場所にリダイレクトできます。
たとえば、XML ドキュメントがインターネット上にある DTD で制約されていて、インターネット接続なしで作業をする場合、DTD のローカルコピーに参照をリダイレクトできます。また、その XML ドキュメントをインターネット接続なしで検査できます。または、XML カタログを使用して、異なるバージョンの DTD に切り替えることができます。
IDE は、Web フレームや NetBeans Platform での作業用などの多数の有用な DTD および XML スキーマを自動的にバンドルします。「実行時」ウィンドウの「DTD および XML スキーマカタログ」ノードには、こうして登録されたすべての XML カタログが表示されます。カテゴリのサブノードを展開し、ソースエディタでその DTD または XML スキーマを開くことができます。単に DTD または XML スキーマリソースを登録することも、あるいは独自の XML カタログを作成し、そのカタログを IDE に登録することもできます。
OASIS XML カタログの仕様については、次を参照してください。