「リソース参照」セクションを使用して、Web アプリケーションのリソース参照の追加、削除、表示ができます。
Web アプリケーションからデータソースや JMS 接続ファクトリ、JavaMail セッション、あるいは URL リンクにアクセスするには、そのアプリケーションの Web アプリケーション配備記述子にリソース参照を宣言する必要があります。リソース参照では、JNDI 名、オブジェクトの型、リソースにアクセスするときに使用する認証方法を指定します。リソース参照をリソースに接続するには、前者の JNDI 名を後者にマッピングする必要があります。このマッピングは、サーバー固有の配備記述子ファイル (Sun Java System Application Server の場合は sun-web.xml ファイル) で行います。
必要なリソースを抽出するには、コードでリソース参照を使用します。たとえば、web.xml ファイルには、データソースからデータを抽出する、次のようなリソース参照が定義されています。
public BookDBAO () throws Exception { try { Context initCtx = new InitialContext(); Context envCtx = (Context) initCtx.lookup("java:comp/env"); DataSource ds = (DataSource) envCtx.lookup("jdbc/BookDB"); con = ds.getConnection(); System.out.println("Created connection to database."); } catch (Exception ex) { System.out.println("Couldn't create connection." + ex.getMessage()); throw new Exception("Couldn't open connection to database: " + ex.getMessage()); }
リソース参照を宣言するには、web.xml ファイルに登録する必要があります。このときに、サーバーがリソース参照を使用するために必要な情報を指定します。
「プロジェクト」ウィンドウから web.xml ビジュアルエディタを開くには、「Web ページ」ノード、「WEB-INF」ノードの順に展開し、web.xml ファイルをダブルクリックします。エディタの最上部で「参照」をクリックし、「参照」セクションを開きます。次に「リソース参照」ヘッダーをクリックして、「リソース参照」セクションを開きます。
「追加」をクリックし、次のプロパティーを持つリソース参照要素を定義します。