「BeanInfo エディタ」ダイアログ
関連項目
「BeanInfo エディタ」ダイアログでは、BeanInfo クラスの要素を編集できます。このダイアログを表示するには、作成や更新を行う BeanInfo を持つクラスの「Bean パターン」ノードを右クリックします。次に、ポップアップメニューから「BeanInfo エディタ」を選択します。
IDE では、選択されたクラスのすべての階層で、Bean の命名規則と一致する要素が検索されます。一致した要素はすべて、「BeanInfo エディタ」ダイアログの左側に表示されます。ここで任意の要素のノードを選択すると、そのプロパティーがダイアログの右側に表示され、編集することができます。
プロパティー、イベントソース、またはメソッドが BeanInfo クラスに含まれるよう指定されている場合は、サブノードの横に
が表示されます。
プロパティー、イベントソース、またはメソッドが BeanInfo クラスに含まれないよう指定されている場合は、サブノードの横に
が表示されます。
プロパティー、イベントソース、またはメソッドを BeanInfo クラスに含むか含まないかを指定するには、ノードの「BeanInfo に含む」プロパティーを使用します。
BeanInfo の要素は、次のノードに分類されます。
- BeanInfo
- Bean
- プロパティー
- メソッド
- イベントソース
「BeanInfo」ノードのプロパティー
- アイコンプロパティー。これらのプロパティーを使用すると、使用するグラフィックファイルのクラスパスを入力して、Bean のアイコンを指定できます。省略符号ボタン (...) をクリックすると、必要なクラスパスを検索し、クラスパスが見つかった場合にアイコンを表示するダイアログが表示されます。
- デフォルトプロパティー索引。PropertyDescriptor 配列のデフォルトプロパティーの索引。
- デフォルトイベント索引。EventDescriptor 配列のデフォルトプロパティーの索引。
「Bean」、「プロパティー」、「イベントソース」、「メソッド」のノードに対するプロパティー
「Bean」、「プロパティー」、「イベントソース」、「メソッド」のサブノードに対するプロパティー
Bean、プロパティー、イベントソース、メソッド用に次のプロパティーが用意されています。
- 名前。選択した要素の名前をコードに表示されるとおりに示します。
- 優先。このプロパティーが「インスペクタ」ウィンドウに現れる場所を指定します。「優先」指定された Bean プロパティーがある場合、これらの「優先」プロパティーは「インスペクタ」ウィンドウの「プロパティー」に表示され、ほかのプロパティーはすべて「ほかのプロパティー」に表示されます。
- 上級。このプロパティーが「インスペクタ」ウィンドウに現れる場所を指定します。「優先」指定されたプロパティーがない場合、「上級」指定されたすべてのプロパティーは、「インスペクタ」ウィンドウで「ほかのプロパティー」に表示されます。「上級」指定されていないすべてのプロパティーは、「プロパティー」に表示されます。
- 非表示。選択した場合は、選択した要素がツールでのみ使用されるようにマークされます。非表示のプロパティーは、IDE プロパティーシートには表示されません。
- 表示名コード。プロパティーの表示名を指定します。このプロパティーは、選択した要素に対する setDisplayName メソッドのプロパティーとして使用されます。このプロパティーの値として、null、引用符で囲まれた文字列、または対象の文字列を評価するコードのいずれかを使用できます。
- 簡単な説明コード。プロパティーの簡単な説明を指定します。このプロパティーは、選択した要素に対する setShortDescription メソッドのプロパティーとして使用されます。このプロパティーの値として、null、引用符で囲まれた文字列、または対象の文字列を評価するコードのいずれかを使用できます。
- BeanInfo に含む。選択した場合は、選択された要素が BeanInfo クラスに含まれます。
IDE は、ノードの種類ごとに異なる「上級」プロパティーを表示します。BeanInfo エディタの「メソッド」ノードには、「上級」プロパティーがありません。「プロパティー」ノードでは、次の「上級」プロパティーを利用できます。
- バウンド。選択した場合は、Bean プロパティーがとなります。
- 制約。 選択した場合は、Bean プロパティーがとなります。
- モード。プロパティーのモードを設定し、それに従って取得メソッドと設定メソッドを生成します。取得メソッドを生成する場合は「読み取り専用」を選択し、設定メソッドの場合は「書き込み専用」、両方のメソッドの場合は「読み取り/書き込み」を選択します。
- プロパティーエディタクラス。プロパティーのプロパティーエディタとして動作するカスタムクラスを指定します。
「イベントソース」ノードでは、次の「上級」プロパティーを利用できます。
- ユニキャスト (読み取り専用)。イベントソースがユニキャストであるかどうかを表します。
- デフォルトイベントセット内。選択した場合は、そのイベントが「デフォルト」のイベントセット内で開始されるようマークされます。
- 関連項目
- Bean の作成
- BeanInfo の生成
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