セッションデータの解析

関連項目

HTTP モニターを有効にすると、HTTP モニターを使用して、サーバーでの JSP ページとサーブレット実行のデータフローを監視し、Web アプリケーションをデバッグできます。HTTP モニターは、各着信要求に関するデータを記録します。

セッションデータを解析する手順は、次のとおりです。
  1. Web アプリケーションを実行します。
  2. 「HTTP モニター」をクリックします。
  3. ツリービュー中の HTTP 要求を選択すると、表示パネルに要求の情報が表示されます。

    HTTP モニターは、2 つのパネルで構成されています。左側にあるのは HTTP 要求レコードのツリービューです。右側にあるのは、選択した HTTP 要求レコードに関連したセッションデータを表す表示パネルです。

    ツリービュー

    ツリービューの「すべてのレコード」カテゴリには、2 つのサブカテゴリがあります。1 つは「現在のレコード」で、もう 1 つは「保存されたレコード」です。それぞれの HTTP 要求レコードは、これらのサブカテゴリのどちらかに定義されています。各要求レコードには、次のアイコンが付いています。

    アイコン 説明
    GET メソッド
    POST メソッド

    各メソッドアイコンには、終了状態の値に基づいて、次のバッジが表示されます。
    バッジ 説明
    1xx - 情報
    なし 2xx または値を決定できません。
    後者の場合は、通常、要求が成功したことを意味します (200 - 成功)。
    3xx - 警告
    400 - エラー

    要求のメソッドタイプと終了状態は、表示パネルの「要求」タブにも表示されます。各終了状態の詳細は、次を参照して下さい。

    内部ディスパッチとなる要求は、この機能をサポートするサーバー上でノードが入れ子になります。転送された要求または取り込まれた要求は、メインの要求に対応するノード下で入れ子になります。

    「現在のレコード」のエントリは、現在の IDE セッションでのみ利用可能です。現在の HTTP 要求レコードは、サーバーを再起動したあとも使用できます。ただし、IDE を終了するか、または明示的にそれらを削除した場合は消去されます。「保存されたレコード」のエントリは、削除するまで有効です。すべてのカテゴリ中のレコードは、ツリービューの上部にあるボタンを使用して、さまざまな条件でソートできます。

    アイコン 説明
    クライアントに格納されているすべての HTTP 要求レコードを再度読み込みます。
    HTTP 要求レコードをタイムスタンプの降順でソートします。
    HTTP 要求レコードをタイムスタンプの昇順でソートします。
    HTTP 要求レコードをアルファベット順にソートします。
    HTTP 要求レコードのリストのタイムスタンプを表示または非表示に切り替えます。
    ヒント HTTP モニターに実行中の Web モジュールの HTTP 要求レコードが表示されない場合は、使用中の Web サーバーに対してモニターが有効になっていることを確認します。確認するには、「実行時」ウィンドウの「サーバー」ノードにある使用中の Web サーバーのノードを右クリックし、コンテキストメニューの「プロパティー」を選択します。「HTTP モニターを有効化」チェックボックスがチェックされている必要があります。

    表示パネル

    左側にあるツリービューで HTTP 要求レコードを選択すると、選択した HTTP 要求レコードに関連したセッションデータが右側の表示パネルに表示されます。

関連項目
HTTP モニターの概要
HTTP モニターの操作
HTTP モニターの設定
セッションデータの保存
セッションデータの再実行

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