sun-ejb-jar.xml ビジュアルエディタ: セッション Bean 構成タブ
関連項目
sun-ejb-jar.xml ビジュアルエディタ:「セッション Bean」区画 にある次の構成タブを使用すると、EJB セッション Bean の sun-ejb-jar.xml 要素の詳細を変更できます。
「IOR セキュリティー設定」タブ
「IOR セキュリティー設定」タブでは、IOR (Interoperable Object Reference) の次のセキュリティー情報値を指定できます。
- トランスポート設定
「トランスポート設定」セクションには、次の構成可能なフィールドがあります。
- 「整合性」フィールドは、ターゲットがトランスポート用に整合性保護メッセージをサポートするかどうかを指定します。
- 「機密性」フィールドは、ターゲットがトランスポート用にプライバシ保護メッセージをサポートするかどうかを指定します。
- 「ターゲットに信頼を確立」フィールドは、ターゲットがトランスポート用にクライアントへの認証を行えるかどうかを指定します。
- 「クライアントに信頼を確立」フィールドは、ターゲットがトランスポート用にクライアントの認証を行えるかどうかを指定します。
これらの各フィールドでは、その項目がサポートされるのか、必須であるのか、なし (アクティブにされない) なのかを選択できます。
- As コンテキスト
「As コンテキスト」セクションには、次の構成可能なフィールドがあります。
- 指定した認証方法をクライアント認証に必ず使用する必要があるかどうかを示すには、「必須」ドロップダウンリストを使用します。このフィールドを True に設定すると、指定した認証方法が必須であることが示されます。False は、その認証方法が必須でないことを示します。
- クライアントを認証するには、「認証方法」ドロップダウンリストを使用します。サポートされている唯一の値は、USERNAME_PASSWORD です。
- ユーザーが認証される領域を示すには、「レルム」フィールドを使用します。
- Sas コンテキスト
「Sas コンテキスト」セクションには、次の構成可能なフィールドがあります。
- ターゲットが、伝達された呼び出し元識別情報を受け入れるかどうかを示すには、「呼び出し側の伝播」ドロップダウンリストを使用します。
「Bean プール」タブ
「Bean プール」タブでは、ステートレスセッション Bean のプールプロパティーを指定できます。次の設定を変更できます。
- 「通常プールサイズ」は、プール内に保守する必要がある Bean インスタンスの初期の最大数を指定します。
- 「プールサイズ変更量」は、プールがサーバーによってサービスされているときに、作成または削除する Bean の数を指定します。指定できる値は、0 から MAX_INTEGER までです。
- 「最大プールサイズ」は、クライアント要求を満たすために作成できる Bean インスタンスの最大数を指定します。指定できる値は、0 から MAX_INTEGER までです。
- 「プールアイドルタイムアウト (秒)」は、Bean インスタンスがプール内でアイドル状態のまま残存できる最大時間を秒単位で指定します。このタイムアウトを過ぎると、プール内の Bean インスタンスは非活性化または削除の候補になります。
「Bean キャッシュ」タブ
「Bean キャッシュ」タブでは、ステートレスセッション Bean のプールプロパティーを指定できます。
- 「最大キャッシュサイズ」は、キャッシュ内で許容される Bean の最大数を指定します。
- 「プールサイズ変更量」は、プールがサーバーによってサービスされているときに、作成または削除する Bean の数を指定します。指定できる値は、0 から MAX_INTEGER までです。
- 「キャッシュアイドルタイムアウト (秒)」は、ステートフルセッション Bean またはエンティティー Bean がキャッシュ内でアイドル状態でいることを許容される最大時間を指定します。このタイムアウトを過ぎると、プール内の Bean インスタンスは非活性化または削除の候補になります。
- 「削除タイムアウト (秒)」は、Bean インスタンスが非活性化されたまま残存できる時間量を指定します。このタイムアウトを過ぎる前に Bean がアクセスされなかった場合、非活性化された Bean は削除され、クライアントからアクセスできなくなります。
- 「キャッシュのオーバーフローを許容」は、「最大キャッシュサイズ」値が強い制限値であるかどうかを指定します。場合によっては、多数のエンティティー Bean をキャッシュに追加する必要が生じて、この最大キャッシュサイズを超えることがあります。この要素を True に設定した場合は、キャッシュのサイズを超えるときがあります。Bean がプログラムによって非活性化されるか削除されれば、サイズは徐々に小さくなります。この要素を False に設定した場合、キャッシュサイズが「最大キャッシュサイズ」の限度を超えると、CacheOverFlowException がスローされます。
- 「犠牲の選択の方針」は、プールを縮小する必要があるときに、整理対象の選択に使用するアルゴリズムを指定します。一般に、整理対象は、非活性化されてバックアップストア (多くの場合はファイルシステムまたはデータベース) に格納され、そのストアは起動時に消去されます。次の実装の選択が可能です。
- 整理対象がキャッシュから削除されます。
- 整理対象がソフト参照へ変換されます。この方法では、オブジェクトはメモリー内に残りますが、メモリー不足が深刻になった場合は、ガーベッジコレクションでそれらのオブジェクトが選択されることを防止できません。
バックアップストアは、望ましくないエントリを削除するようバックグラウンドスレッド (または sweeper スレッド) によって監視されます。整理対象を選択できなかった場合は、「キャッシュのオーバーフローを許容」フィールドの値によって、CacheOverFlowException がスローされるかどうかが決定されます。
可能な値は次のとおりです。
- First In、First Out (fifo)
- Least Recently Used (lru)
- Not Recently Used (nru)
- 関連項目
- sun-ejb-jar.xml ビジュアルエディタ:
「セッション Bean」
「Sun 構成」
「エンティティー Bean」
「メッセージ Bean」
「Web サービス記述子」
- セッション Bean について
- EJB 配備記述子の設定
著作権と商標について