WAR ファイルへのリソースのパッケージング

関連項目

Web アプリケーションを WAR ファイルとしてパッケージ化すると、デフォルトでは、Web アプリケーションを構成しているファイルだけがパッケージに含まれます。Web アプリケーションの外部にあるファイルを WAR パッケージに追加するには、「プロジェクトプロパティー」ダイアログを使用します。追加ファイルとしては、Web アプリケーションの外部に存在するアプレット、イメージファイル、テキストファイル、その他のリソースなどがあります。こうした追加ファイルの追加では、デフォルトのターゲットディレクトリは Web アプリケーションのドキュメントベース (ルートフォルダ) です。

ヒント 次の手順に従ってリソースを Web アプリケーションにパッケージ化すると、クラスパスには追加されません。たとえば、コード補完機能を有効にするには、タグライブラリをクラスパスに追加する必要があります。リソースをクラスパスに追加するには、「クラスパスの管理」を参照してください。

WAR ファイルにリソースをパッケージ化する

  1. 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティー」を選択します。
  2. 「プロジェクトプロパティー」ダイアログの左区画で「パッケージング」ノードをクリックします。
  3. 適切なボタンをクリックし、必要なリソースを Web アプリケーションに追加します。次を追加できます。
  4. 必要に応じて追加の操作を繰り返します。追加したファイルを削除するには、「WAR の内容」リストからファイルを選択し、「削除」をクリックします。
  5. (省略可能) 表の「WAR 内のパス」列にリソースの場所を入力します。デフォルトでは、リソースは Web アプリケーションのドキュメントルート (Web アプリケーションのファイル構造の最上位ディレクトリである build/web フォルダ) にコピーされます。
  6. 「了解」をクリックして、「プロジェクトプロパティー」ダイアログを閉じます。プロジェクトを構築すると、リソースがプロジェクトの WAR ファイルにパッケージ化され、build/web フォルダに含まれます。

    リソースを WAR ファイルに追加すると、いくつかの後処理が必要になることがあります。たとえば、サーブレットを追加した場合は、Web アプリケーションの web.xml ファイル (Web アプリケーションの配備記述子) に手動で登録する必要があります。この作業は、web.xml ビジュアルディタで実行できます。「新規ファイル」ウィザードを使用してサーブレットを作成すると、いくつかの作業が IDE によって自動的に処理されます。

  7. 追加したリソースの可用性をテストします。たとえば、アプレットを WAR ファイルに追加した場合は、JSP ファイルでアプレットを定義します。
関連項目
Web アプリケーションの構築について
WAR ファイルの構築

著作権と商標について