Web サービスクライアントについて
関連項目
Web サービスクライアントは、特定の Web サービスを消費 (使用) するように作成されます。Web サービスクライアントが Web サービスを利用する方法は、プロバイダが Web サービスを提供する方法によって異なります。
- プロバイダが、実行中の Web サービスの WSDL ファイルを公開する。
- プロバイダが、ローカルファイルシステムで使用可能な WSDL ファイルを配布する。
- プロバイダがテストコンテナへの配備のため、Web サービスを定義する NetBeans プロジェクトを配布する。
Web サービスを利用する際にとる方針は、まず第一に、採択する仕様によって決定されます。JAX-WS Web サービスを提供する Java EE 5 仕様を使用するか、それとも JAX-RPC Web サービスの使用を前提とする J2EE 1.4 仕様に従うかのどちらかです。
- JAX-WS Web サービスクライアント (Java EE 5)。JAX-WS Web サービスを使用するために、IDE で生成された静的スタブという一種の Web サービスが存在します。IDE がスタブおよびその他のアーティファクトを生成し、それらをアーカイブにパッケージして配備します。JAX-WS では配備記述子を扱う必要がなく、Java コード内で注釈を使用するため、配備記述子を使用する J2EE コンテナ生成の静的スタブでは必要ありません。
- JAX-RPC Web サービスクライアント (J2EE 1.4)。JAX-RPC Web サービスを利用するために、2 種類の Web サービスクライアントがあります。
- J2EE コンテナ生成の静的スタブ。このタイプは、JSR-109 に基づいています。JSR-109 は、標準 J2EE モジュールへの Web サービスのパッケージを定義して、新しい配備記述子を含み、またセッションビーンやサーブレットとして実装される Web サービスを定義して、JAX-RPC を拡張したものです。推奨する、移植性の高い (J2EE 1.4 仕様による) 種類です。この種類を選択する場合は、IDE が配備情報を配備記述子に追加し、コンテナがスタブおよびその他のアーティファクトを生成します。
- IDE 生成の静的スタブ。JSR-101 に基づき、WSDL と Java 間のマッピングが定義されます。また、リモート Web サービスを呼び出すクライアント API、および Web サービスを運用するためのサーバー上の実行環境が定義されます。移植性はありません。この種類を選択する場合は、IDE がスタブおよびその他のアーティファクトを生成し、それをアーカイブにパッケージして配備します。
詳細については、仕様を参照してください。
- Java BluePrints Solutions Catalog に、Web サービスクライアントのデザインに関するヒントが記載されています。「ヘルプ」>「Java BluePrints Solutions Catalog」に移動し、ドロップダウンから「J2EE コンポーネントからの Web サービスへのアクセス」あるいは「スタンドアロンの Java クライアントからの Web サービスへのアクセス」を選択してください。
- 関連項目
- Web サービスについて
著作権と商標について