JSP ファイルのコンパイル
関連項目
JSP ファイルをコンパイルすると、サーバーでファイルを実行する前に構文の問題を検出できます。また、コンパイルによって JSP ファイルがサーブレットに変換されます。つまり、コンパイルは、変換時またはコンパイル時に発生する構文エラーを検出します。JSP ファイルがタグファイルを参照している場合、参照されるタグファイルが JSP ファイルと共にコンパイルされます。
JSP ファイルをコンパイルする
- 次のいずれかを行います。
- ファイルを個別にコンパイルする。「プロジェクト」ウィンドウで JSP ファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「ファイルをコンパイル」(F9) を選択します。
- 選択したファイルをコンパイルする。「プロジェクト」ウィンドウで、Ctrl キーと Shift キーを使用してコンパイルするファイルを選択し、選択した部分を右クリックしてポップアップメニューから「ファイルをコンパイル」(F9) を選択します。
- プロジェクトのすべての JSP ファイルをコンパイルする。「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。次に、「コンパイル」を選択し、「構築中にすべての JSP ファイルをテストコンパイル」チェックボックスを選択します。「プロジェクトプロパティー」ダイアログを閉じ、プロジェクトのノードを右クリックし、ポップアップメニューから「プロジェクトを構築」を選択します。
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デフォルトでは、プロジェクトの構築時に、IDE は JSP ファイルをコンパイルしません。これは、JSP ファイルをコンパイルする前にサーブレットに変換する必要があり、JSP のコンパイルに時間がかかるためです。 |
- 出力ウィンドウでエラーをクリックすると、ソースエディタにそのエラーのソースが表示されます。
トラブルシューティング
次の一覧は、一般的なコンパイルメッセージと考えられる解決策を示します。
- 不正な式。中括弧 ({) が対応していないことが原因である可能性があります。EL 式を越えた場所にある、EL 構文の強調表示を探します。最後の括弧がない場合、ソースエディタでは、次の開始の括弧をエラーとして強調表示します。括弧を選択すると、その括弧に対応する括弧が強調表示されます。
- 等号記号がありません。このエラーは、引用符 (") が抜けている場合に生じる可能性があります。テキストと同じ色のコード、またはコードと同じ色のテキストを探してください。タグの最後の区切り文字を越えた箇所で強調表示されているタグを探します。
- 必須属性がありません。属性のスペルが間違っている可能性があります。コード補完機能を使用して正しいスペルを確認してください。
- タグが終了していません。指示子の最後の区切り文字のパーセント記号 (%) が抜けている可能性があります。最初の区切り文字とは別の色になっている、最後の区切り文字を探してください。
- タグは空でなければいけません。タグの最後の区切り文字のスラッシュ (/) が抜けていないかどうかを確認してください。
EL 式を中括弧 ({}) で区切ることを忘れるのは一般的に見られるエラーですが、構文としては有効であるため、コンパイルでは検出できません。このようなエラーを検出するには、EL 式に使用される色で強調表示されていない式を探します。
次のようなコンパイル出力がある場合、内部キャッシュに問題がある可能性があります。JSP ファイルをコンパイルするには、IDE の再起動が必要な場合があります。
java.lang.NoClassDefFoundError: javax/servlet/jsp/tagext/SimpleTagSupport
- 関連項目
- JSP 構文について
- JSP、HTML、またはタグファイルの編集
- JSP ファイルのサーブレットの表示
- Web アプリケーションのデバッグとテストの概要
著作権と商標について