Web サービスは、標準に準拠した分散型アプリケーションコンポーネントであり、外部から利用できます。Web サービスは、別々に開発されたさまざまなコンピュータアプリケーションを統合するときの問題を解決し、さまざまなソフトウェアおよびハードウェアプラットフォームで動作します。分散環境の普及により、企業では、ネットワーク上でほかのアプリケーションに、アプリケーションの機能のすべてまたは一部を公開することが必要になっています。
Web サービスアーキテクチャーでは、異なるプラットフォームおよび異なるプログラミング言語で開発されたアプリケーションの接続が期待できます。これが可能になるのは、ベンダーが共通の標準に従っている場合のみです。
Web サービスのプログラミングモデルは 2 種類あり、どちらも IDE でサポートされています。1 つは Java EE 5 仕様に固有のもので、もう 1 つは J2EE 1.4 仕様に固有のものです。
JAX-WS Web サービスの詳細については、「JAX-WS Web サービスについて」を参照してください。
JAX-RPC Web サービスの詳細については、「JAX-RPC Web サービスについて」を参照してください。
どちらのプログラミングモデルも、次の 3 つの仕様に基づいています。
SOAP (Simple Object Access Protocol)。Web サービスを呼び出すメカニズム、およびデータを返す方法が定義されます。詳細については、SOAP 1.1 仕様を参照してください。
WSDL (Web Service Definition Language)。Web サービスの外部インタフェースが記述されます。詳細については、WSDL 1.1 仕様を参照してください。
UDDI (Universal Discovery, Description, and Integration)。WSDL ファイルの場所や実行中のサービスの場所など、Web サービスに関する情報が格納されたレジストリです。IDE では UDDI レジストリにサービスを公開したり、UDDI から参照したりできませんが、使用する WSDL ファイルは UDDI レジストリなどさまざまなソースのものを使用できます。