エンティティークラスはデータベースの表を表すために使用され、エンティティークラスのフィールドは表の列に対応しています。エンティティークラスでは、注釈を使用して、エンティティークラスのフィールドを対応するデータベースの列および表にマッピングする方法を指定できます。
たとえば、フィールド address に付けられた次の @Column 注釈は、データベース表の CUSTOMER_ADDRESS という名前の列にフィールドをマッピングします。
@Column(name = "CUSTOMER_ADDRESS") private String address;
エンティティークラスをマッピングする場合、次の注釈が一般に使用されます。
注釈 | 説明 |
---|---|
@Id | この注釈は、エンティティーの主キープロパティーまたはフィールドを指定します。 |
@GeneratedValue | この注釈は、@Id とともに使用し、主キーの値を自動的に生成するために使用する方法を指定できます。 |
@Column | この注釈は、持続プロパティーまたはフィールドにマッピングされる列を指定するために使用します。 |
@ManyToMany | この注釈は、多対多の多重度で、多くの値の関連付けを定義します。 |
@ManyToOne | この注釈は、多対 1 の多重度で、別のエンティティークラスへの単一値の関連付けを定義します。 |
@OneToMany | この注釈は、1 対多の多重度で、多くの値の関連付けを定義します。 |
エンタープライズアプリケーションでエンティティーをマッピングするための注釈および注釈要素の使い方の詳細については、Java EE 5 チュートリアルを参照してください。
注釈および注釈要素の仕様の詳細については、javax.persistence の Java EE 5 API 仕様を参照してください。