エンティティークラスの作成

関連項目

Java EE 5 アプリケーションでは、エンティティークラスを使用して、持続性エンティティーオブジェクト (エンティティー) を作成します。エンティティークラスは、「プレーンオールド Java オブジェクト」 (POJO) です。エンティティークラスは Java Persistence ライブラリ、javax.persistence.Entity をインポートし、ソースコードで @Entity 注釈によって示されます。

エンティティークラスを作成する

  1. 「プロジェクト」ウィンドウでモジュールプロジェクトノードを右クリックし、「新規」>「ファイル/フォルダ」を選択します。
  2. 「新規ファイル」ウィザードで、「持続性」カテゴリから「エンティティークラス」を選択します。
  3. クラスの名前を入力します。
  4. エンティティークラスの保存先の場所を選択します。
  5. 「パッケージ」ドロップダウンメニューから既存のパッケージを選択するか、新しいパッケージ名を入力します。
  6. 主キーとして使用する変数の型を設定します。主キーのデフォルト型は Long です。
  7. 「完了」をクリックします。

「完了」をクリックしたときに、IDE によりエンティティークラスが生成され、ソースエディタでクラスが開かれます。エンティティークラスの注釈は、エンティティーの主キーと、主キーの生成方法を定義します。

エンティティークラスについて

エンティティーには次の特性があります。

Java EE 5 アプリケーションで、エンティティークラスを使用して作成されたエンティティーは、J2EE アプリケーションのエンティティー Bean と多くの特性を共有しています。エンティティー Bean とは異なり、エンティティークラスはエンタープライズアプリケーションの EJB モジュールに制限されません。エンティティークラスは、EJB モジュールまたは Web モジュールに存在する必要があります。エンティティークラスは、Java SE アプリケーションで使用することもできます。

エンティティークラスをコーディングする場合、注釈を使用して、データベースにエンティティーおよびエンティティー関係をマッピングします。データベースに持続性オブジェクトをマッピングするために、外部 XML 記述子ファイルを使用する必要はありません。データソースについては、持続性ユニットを参照してください。

関連項目
エンタープライズアプリケーションの手順
持続性ユニットの作成
データベースからの持続性エンティティークラスの生成
エンティティークラスのマッピング

著作権と商標について