sun-web.xml ビジュアルエディタを使用すると、Sun Java System Application Server 用のプラットフォーム固有の配備記述子を編集できます。このビジュアルエディタを開くには、「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトの「構成ファイル」ノードを展開し、sun-web.xml ファイルをダブルクリックします。Web アプリケーションが sun-web.xml 配備記述子を含んでいるのは、ターゲットサーバーが Sun Java System Application Server である場合だけです。
「キャッシュ一般」タブは、Web アプリケーションのキャッシュを設定するためのプロパティーを指定するのに役立ちます。このタブからは、次のことができます。
オプションとして、サーブレットおよび JSP のキャッシュを使用可能にするには、「キャッシュを使用」ボックスにチェックマークを付けます。
オプションとして、「最大エントリ数」フィールドを使用して、キャッシュに格納できるエントリの最大数を指定します。この値は正の整数であることが必要です。
オプションとして、「タイムアウト (秒)」フィールドを使用し、作成されるか再表示されたエントリがキャッシュ内に留まることができる最大時間を秒単位で指定します。この値は、タイムアウト要素によってオーバーライドできます。
次の表に、キャッシュ要素のプロパティーのリストを示します。
名前 | 値 |
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cacheClassName | キャッシュ機能を実装するクラスの完全修飾名。デフォルト値は、com.sun.appserv.web.cache.LruCache です。この表に続く「キャッシュクラス名」のセクションでは、これらのクラスについて、さらに詳しく説明します。 |
MultiLRUSegmentSize | 独自の LRU (最低使用頻度) リストを持つキャッシュ表のセグメント内のエントリ数を表す整数値。デフォルト値は 4096 です。この値を適用できるのは、cacheClassName が com.sun.appserv.web.cache.MultiLruCache に設定されている場合だけです。 |
maxSize | キャッシュメモリーサイズの上限を示すバイト数 (KB または MB 単位)。この値を適用できるのは、cacheClassName が com.sun.appserv.web.cache.BoundededMultiLruCache に設定されている場合だけです。 |
次の表は、cacheClassName プロパティーに指定できる値のリストです。
名前 | 説明 |
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com.sun.appserv.web.cache.LruCache | 境界があり、LRU キャッシュ置換ポリシーを備えているキャッシュ。 |
com.sun.appserv.web.cache.BaseCache | 境界がないキャッシュ。このクラスは、キャッシュ内のエントリの最大数が既知である場合に役立ちます。 |
com.sun.appserv.web.cache.MultiLruCache | エントリの数が多い (4096 を超える) 場合に適したキャッシュ。このクラスは、MultiLRUSegmentSize プロパティーを使用します。 |
com.sun.appserv.web.cache.BoundedMultiLruCache | キャッシュサイズをエントリ数でなくメモリーで制限する場合に適したキャッシュ。このクラスは、MaxSize プロパティーを使用します。 |
関連項目 | |
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配備記述子について |