デフォルトでは、IDE は数多くのファイルの種類を認識します。 たとえば JSP ファイルや Java ソースファイル、HTML ファイルをそれぞれ異なるファイルの種類として認識し、そのファイルの種類に固有の機能を提供します。 たとえば JSP ファイルおよび HTML ファイルに対しては、Java ソースファイル用の構文強調表示とは異なる特別な構文強調表示が、IDE によって提供されます。 また、JSP ファイルに提供されるメニュー項目は、HTML ファイルに提供される項目と異なります。 たとえば、JSP ファイルはコンパイルできますが、HTML ファイルはコンパイルできません。
一般にファイルの種類の認識は、ファイル拡張子によって可能になっています。 JSP ファイルの拡張子はどれも .jsp であるのに対し、Java ソースファイルの拡張子はどれも .java です。 IDE は、この区別に基づいて、それらのファイルの種類に応じた機能を提供します。 「新規ファイルの種類」ウィザードを使用すると、IDE に追加のファイルの種類、すなわち、デフォルトでは IDE が認識しないファイルの種類を認識させることができます。 たとえば、ファイル拡張子が .xyz のファイルの種類がある場合、その拡張子を持つすべてのファイルを IDE に認識させ、そのファイルの種類に固有の機能を提供させることができます。
XML ファイルの場合は、拡張子が同じであっても、IDE に区別させることができます。 XML ファイルの拡張子が .xml かどうかに関係なく、XML ファイルに定義されている名前空間に基づき、abc.xml と def.xml の間で異なる機能を IDE に提供させることができます。 区別可能な XML ファイルの名前空間は相互に異なるため、この場合は、ファイルの種類の区別に名前空間が使用されます。
「新規ファイルの種類」ウィザードを使用すると、IDE によって自動的に次のファイルが作成されます。
ファイル | 目的 |
---|---|
xxxDataLoader.java | を拡張するクラス。 |
xxxDataBeanInfo.java | 関係するアイコンなどの表示情報。 | xxxDataNode.java | を拡張するクラス。 |
xxxDataObject.java | を拡張するクラス。 |
resolver.xml | 宣言による MIME タイプの解決 |
新しいファイルの種類を認識するモジュールの作成例については、を参照してください。
構文強調表示を提供することによって新しいファイルの種類を拡張するモジュールの作成例については、を参照してください。