XML レイヤーファイルについて

関連項目

レイヤーファイル (layer.xml) は、仮想ファイルシステムを定義するモジュールによって提供される小さな XML ファイルです。 このレイヤーファイルは、NetBeans Platform とその派生物 (IDEなど) が使用する実行時構成情報を作成する System ファイルシステム内にマージされるフォルダおよびファイルを定義します。

レイヤーファイルによって、モジュールの動的なインストールが可能になります。 System ファイルシステム内のフォルダからそのコンテンツが構成されている NetBeans IDE のコンポーネントは、ファイルシステム内のフォルダおよびファイルの変化を監視します。 実行時にモジュールが追加されると、System ファイルシステムに変更が生じます。具体的には、ユーザーインタフェースによってフォルダの内容が変化したことが通知され、その変更を反映するためにユーザーインタフェースは更新されます。

モジュールプロジェクト用のテンプレートを使用してモジュールを作成した場合、すでにモジュール内に XML レイヤーが存在するため、モジュールプロジェクト内の「重要なファイル」の下にあるこのレイヤーを表すノードを展開して、その内容の確認および変更が行えます。 その宣言方法は、次のように簡単なものです。

モジュールプロジェクト用のテンプレートlayer.xml ファイルが用意されているのと同様に、モジュールファイル用のテンプレートにはレイヤーファイルのエントリーが用意されています。 たとえば、ファイルテンプレートを使用して新しいアクションを作成するか、IDE に新しいファイルの種類を認識させると、IDE によってレイヤーファイルにその新しい項目が自動的に登録されます。

layer.xml ファイルは、System ファイルシステムブラウザを使用して編集できます。あるいは、ソースエディタでコード補完機能を使用し、手動で編集することもできます。

関連項目
NetBeans Platform について
NetBeans API について
NetBeans Platform とモジュール開発について
System ファイルシステムについて
モジュール関連の手順
モジュール関連の手順早見表

著作権と商標について