リファクタリングとは、わずかな変換を行うことによって、プログラムの動作を変更することなくコードを再構築することです。式を分解することでわかりやすくしたり、変更しやすくしたりするのと同様に、コードを構成要素単位に分解することで読みやすくしたり、わかりやすくしたりできるほか、更新も早くできるようになります。また、因数分解された式でも因数分解前と同じ計算結果を出すのと同様に、リファクタリングを実行したプログラムは元のプログラムと同等の機能を保ちます。
コードのリファクタリングには、主に次の目的があります。
IDE のリファクタリング機能は、要求された変更を評価し、その影響を受けるアプリケーション部分を明らかにして、コードに必要な変更を加えることによって、コードを再構築します。たとえば「名前を変更」操作を行なってクラス名を変更しようとすると、IDE は、その名前が使用されているすべての状況を探し出し、それぞれの状況で名前の変更を行う提案をします。