エンタープライズアプリケーションの検証
関連項目
Sun Java System Application Server にエンタープライズアプリケーションまたはスタンドアロンの Web または EJB モジュールを配備するにあたっては、事前にその検証を行なって、J2EE 1.4 仕様に従って適切に実装されていることを確認する必要があります。検証ツールは、J2EE の配備記述子とアプリケーションサーバー固有の配備記述子の両方に対応する DTD ファイルとを比較検証し、モジュールまたはアプリケーションが J2EE または Sun Java System Application Server に準拠していない場合は、エラーまたは警告を出力します。EAR、WAR、RAR、および JAR ファイルの配備記述子を検証できます。
検証ツールは、単純な XML 構文検証ではありません。配備記述子のさまざまな要素間の規則および相互依存性を検証します。配備記述子で参照されているクラスが実際に存在し、配備したときに機能することを確認するため、必要に応じてモジュールのクラスが検査されます。
プロジェクトの配備記述子を検証する
- 「プロジェクト」ウィンドウで Web アプリケーションモジュール、EJB モジュール、またはエンタープライズアプリケーションプロジェクトを右クリックし、「プロジェクトを検査」を選択します。プロジェクトのターゲットサーバーは、Sun Java System Application Server である必要があります。
「ベリファイア」ウィンドウが開き、すべての結果が表示されます。
- 必要に応じて、結果をフィルタ処理します。
- 「エラーのみ」をクリックすると、エラーだけが表示されます。
- 「エラーと警告のみ」をクリックすると、エラーと警告だけが表示されます。
- 必要に応じて適切な変更を行い、プロジェクトを再検証します。
- アプリケーションのエラーは、J2EE 1.4 仕様に準拠していないことが原因とは限りません。ただし、J2EE 1.4 仕様に準拠していないモジュールは、アプリケーションサーバー間での移植性がない場合があります。検証ツールは、特定のアプリケーションサーバーでのみ実行できるコードではないことを確認するのに役立ちます。
- 関連項目
- エンタープライズアプリケーションについて
- エンタープライズアプリケーションの構築
- エンタープライズアプリケーションの配備
著作権と商標について