GUI ソースコードの変更
関連項目
GUI ビルダーで GUI フォームを作成すると、保護された青色のコードブロックが自動的に生成されます。初期化コードを生成する方法を変更したり、初期化コードに埋め込むカスタムコードを記述したりすることもできます。
フォームコンポーネントに対するコード生成の変更
「プロパティー」ウィンドウのコンポーネントやフォーム、あるいはコンポーネントのコードプロパティーを編集することによって、そのプロパティーに対する初期化コードの生成方法を変更することができます。また、カスタムコードを作成し、初期化コードへのそのコードの挿入場所を指定することもできます。
フォームコンポーネントの保護されたブロックを変更する
- 「インスペクタ」ウィンドウで、初期化コードを編集するコンポーネントを選択します。
- 「プロパティー」ウィンドウの上部にある「コード」をクリックして、「コード」のプロパティーを表示します。
- 編集するプロパティーを選択し、値を入力します。
選択したコンポーネントの保護されたコードブロックが新しい値で更新されます。
プロパティーに対するコード生成の変更
IDE では、単に静的な値を設定するほか、いくつかの方法でフォームコンポーネントのプロパティーを初期値を設定できます。
IDE では、下記に示す値からプロパティーの初期値を設定できます。
- ユーザー定義の静的な値
- JavaBeans アーキテクチャーに書き込まれたコンポーネント
- フォーム上の別のコンポーネントのプロパティー
- フォームまたはフォームのどれかのコンポーネントのメソッドへの呼び出し。適切なデータ型を返すメソッドのリストから選択できます。
- ユーザー定義コード。生成コードに取り込まれます。
コンポーネントのプロパティーに対して生成された初期化コードを変更する
- 「インスペクタ」ウィンドウでコンポーネントを選択する。
- 「プロパティー」ウィンドウの上部にある「プロパティー」ボタンをクリックします。
- 初期化コードを変更するプロパティーを選択します。
- 省略符号ボタン (...) をクリックして「プロパティーエディタ」ダイアログを表示します。
- 「モードを選択」コンボボックスから「フォーム接続」を選択します。
- プロパティーエディタで、追加する初期化コードの種類を選択します (値、Bean、プロパティー、メソッド呼び出し、ユーザーコード)。
- 「値」または「ユーザーコード」を選択した場合は、そのフィールドに静的な値または独自の初期化コードを入力します。
- 「Bean」、「プロパティー」、または「メソッド呼び出し」のいずれかを選択した場合は、有効なオプションのリストから選択できます。
選択されたコンポーネントの保護されたブロックに新しいコードが追加されます。
- プロパティーの初期化子の前または後ろにカスタムコードを置くこともできます。これを行うには、上記の手順 1 〜 4 に従い、「拡張機能」ボタンをクリックして「拡張初期化コード」ダイアログを表示します。「初期化前コードを生成」、「初期化後コードを生成」のどちらかまたは両方に、カスタムコードを入力します。
IDE の外部での GUI フォームコードの変更
IDE では、1 つのフォームは 2 つのファイルで構成されます。
- .java ファイル - フォームの Java ソースコードが含まれます。
-
.form ファイル - GUI ビルダーでフォームに変更が加えられたときに .java ファイルの生成に使用する情報が含まれます。このファイルをアプリケーションとともに配布する必要はありません。ただし、このファイルを削除すると、GUI ビルダーを使って、フォームを変更できなくなります。
.java ファイルは、外部エディタを使用して編集できますが (IDE でフォームを編集している場合を除く)、以下のことを守ってください。
- initComponents() メソッドの内容を変更しないでください。このメソッドの本体は、IDE でフォームを開くたびに再生成されます。
-
IDE の GUI ビルダーがソースに挿入した特別なコメント (// GEN-...) を削除、変更しないでください。これらのコメントは、フォームを正しく開くために必要です。これらのコメントは、IDE のソースエディタでは表示されません。
- イベントハンドラのヘッダーやフッターを変更しないでください。
- 関連項目
- コンポーネントのプロパティーの編集
- GUI ビルダーの構成
- Java GUI について
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