プロジェクト内へのターゲット JDK の設定
関連項目
IDE でのコンパイル、実行、およびデバック用のデフォルト Java プラットフォームは、J2SE プラットフォーム (JDK) です。現在使用している JDK のバージョンを確認するには、「ヘルプ」>「製品について」を選択し、「詳細」タブをクリックします。「Java」フィールドに JDK のバージョンが表示されます。
- IDE で異なるバージョンの JDK を使用する場合は、コマンド行または IDE-HOME/etc/netbeans.conf ファイル内で --jdkhome jdk-home-dir スイッチをオンに指定して IDE を起動します。詳細については、IDE の起動パラメータを参照してください。
IDE では、複数の Java プラットフォームを登録できるほか、各プラットフォームに対し Javadoc やソースコードを添付できます。たとえば、JDK 5.0 で導入された新機能を使用する場合は、JDK 5.0 上で IDE を動作させるか、JDK 5.0 をプラットフォームとして登録し、そのプラットフォームに対してソースコードと Javadoc を添付します。
では、ターゲット JDK を「プロジェクトプロパティー」ダイアログで切り替えることができます。 では、ターゲット JDK をターゲット Ant スクリプト自体の中で設定してから、「プロジェクトプロパティー」ダイアログでソースレベルを指定する必要があります。
新規 Java プラットフォームを登録する
- メインウィンドウから「ツール」>「Java プラットフォームマネージャー」を選択します。
- 「プラットフォームを追加」をクリックし、登録する Java プラットフォームのあるディレクトリを選択します。「ファイル選択」ダイアログで、Java プラットフォームのあるディレクトリが
と共に表示されます。
- 「ソース」タブと「Javadoc」タブを使用し、デバッグ用の Javadoc ドキュメントとソースコードをプラットフォームに添付します。
- 「閉じる」をクリックします。
標準プロジェクトにデフォルトの Java プラットフォームを設定する
- 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトのルートノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
- 「プロジェクトプロパティー」ダイアログで、左区画の「ライブラリ」ノードを選択します。
- 「Java プラットフォーム」コンボボックスで目的の Java プラットフォームを選択します。
標準プロジェクト用のターゲット JDK を切り換えると、処理は次のように変更されます。
- コード補完の実行時には、新規 JDK のクラスが優先して使用されます。
- ターゲットの JDK のソースコードと Javadoc ドキュメントがある場合は、それらが表示されます。
- アプリケーションのコンパイル時と実行時には、ターゲット JDK の実行可能ファイル (javac および java) が使用されます。
- ターゲット JDK のライブラリを使用してソースコードをコンパイルします。
- IDE で追加の Java プラットフォームを登録する場合は、「プラットフォームを管理」ボタンをクリックします。次に、「プラットフォームを追加」ボタンをクリックし、目的のプラットフォームにナビゲートします。
自由形式プロジェクトのターゲット Java プラットフォームを設定する
- Ant スクリプトの javac、java、および javadoc タスクに、必要に応じてターゲット JDK を設定します。
- 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトのルートノードを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
- 「ソース」パネルの「ソースレベル」コンボボックスで、アプリケーションを実行する JDK のレベルを設定します。
JDK クラスの Javadoc またはソースコードの表示時には、IDE の「Java プラットフォームマネージャー」内で一致するバージョン番号を持つ登録済み Java プラットフォームが検索されます。一致するバージョン番号を持つ Java プラットフォームが見つからない場合は、デフォルトのプラットフォームが使用されます。
- 関連項目
- クラスパスの管理
- 自由形式プロジェクトでのクラスパスの宣言
- プログラムのステップ実行
著作権と商標について