エンタープライズ Bean の呼び出し
関連項目
エンタープライズ Bean の呼び出しは、メソッドを呼び出せるように、エンタープライズ Bean の参照を取得するプロセスです。IDE は、EJB モジュール、Web アプリケーション、またはエンタープライズアプリケーションクライアントの Java クラスからエンタープライズ Bean を呼び出すときに支援します。
エンタープライズ Bean を呼び出す
- 呼び出すエンタープライズ Bean が含まれている IDE プロジェクトを開きます。
- エンタープライズ Bean を呼び出す元のファイルを開きます。
- ソースエディタでクラスの本体を右クリックし、「エンタープライズリソース」>「エンタープライズ Bean を呼び出し」を選択します。
- ダイアログで、呼び出すエンタープライズ Bean を選択します。
- プロジェクトで J2EE 1.4 仕様が使用されている場合は、インラインルックアップコードを使用するか、既存のサービスロケータクラスを使用するかを選択します。
- (省略可能) 参照の新しい名前を入力します。
- ローカルインタフェースとリモートインタフェースのどちらを参照するかを指定します。Bean のローカルインタフェースを参照するには、Bean を参照するクラスが、エンタープライズ Bean と同じエンタープライズアプリケーションにパッケージ化されている必要があります。
- 「了解」をクリックします。
エンタープライズ Bean を呼び出すと、次が行なわれます。
- Java EE 5 プロジェクト:
- J2EE 1.4 プロジェクト:
- 呼び出し元クラスにルックアップメソッドが作成されます。
- エンタープライズ Bean プロジェクトが呼び出し元プロジェクトのクラスパスに追加されます。
- 呼び出されるエンティティー Bean またはセッション Bean への参照が、呼び出し元プロジェクトの配備記述子に追加されます。参照が追加されるかどうか、どこに追加されるかは、次によって異なります。
- エンタープライズ Bean の実装クラスからルックアップが行われる場合、参照は対応する Bean に追加されます。
- Web アプリケーションのクラスからルックアップが行われる場合、参照は Web アプリケーションに追加されます。
- EJB モジュールのプレーン Java クラスからルックアップが行われる場合、参照は追加されません。この場合は、プレーン Java クラスを呼び出す Bean に、手動で参照を追加する必要があります。
注:
- にあるエンタープライズ Bean の呼び出しで、選択された Bean が配布アーカイブに指定されていないというエラーが発生した場合は、EJB モジュールプロジェクトの出力を指定する必要があります。EJB モジュールのプロジェクトノードを右クリックし、「プロパティー」を選択し、出力 JAR ファイルを「出力」カテゴリで指定します。
- 自由形式 Web アプリケーションプロジェクトからエンタープライズ Bean を呼び出す場合は、IDE の支援はありません。
- 自由形式 EJB モジュールプロジェクトからエンタープライズ Bean を呼び出す場合は、エンタープライズ Bean が同じプロジェクトに存在する必要があります。
- 関連項目
- エンタープライズアプリケーションへのモジュールの追加
- EJB 配備記述子の構成
- ビジネスメソッドの定義
- エンタープライズ Bean の作成
- サービスロケータの使用
著作権と商標について