「新規 Web サービスクライアント」ウィザード:「Web サービスクライアントの情報を指定」
関連項目
「新規 Web サービスクライアント」ウィザードは、新しい Web サービスクライアントを作成します。「新規 Web サービスクライアント」ウィザードを開くには、Web または Java アプリケーションを右クリックし、「新規」>「ファイル/フォルダ」を選択して、「Web サービス」カテゴリから「Web サービスクライアント」を選択します。
「Web サービスクライアント情報の指定」ページでは、次のプロパティーを設定する必要があります。
- Web サービスの WSDL ファイルを指定します。
- プロジェクト。Web サービスが定義されているオープンプロジェクトを指定します。「参照」をクリックして、IDE 上のプロジェクトを探してください。
- ローカルファイル。ローカルファイルシステム上の WSDL ファイルを指定します。「参照」をクリックして、ファイルシステム上の WSDL ファイルを探し、選択してください。
- WSDL URL。実行中の Web サービスの WSDL ファイルへの URL を指定します。プロキシサーバーを使用している場合は、「プロキシ設定」をクリックして、プロキシホストとポート番号を設定する必要があります。この設定がないと、IDE が WSDL ファイルをダウンロードできません。
- パッケージ。 生成されたクライアントスタブとその他のアーティファクトを入れるパッケージを指定します。このパッケージとクライアントファイルは、プロジェクトを構築するたびに再生成されたり、プロジェクトの生成物を削除するたびに削除されたりするため、「プロジェクト」ウィンドウで確認することができません。デフォルトでは、この種のファイルは「ファイル」ウィンドウにのみ表示され、「プロジェクト」ウィンドウには表示されません。この動作を無効にして、「プロジェクト」ウィンドウでもこの種のクライアントファイルを表示するには、「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックして、「プロパティー」を選択し、「ソース」パネルで、クライアントファイルを含むパッケージを追加します。これで、「プロジェクト」ウィンドウにッケージが表示されるようになりますが、プロジェクトが構築されると再生成され、プロジェクトの生成物が削除されると削除されるため、このパッケージへのファイルの作成には注意してください。
- クライアントの種類。ウィザードで作成するクライアントスタブの種類を指定します。使用可能な種類は、使用する Web サービスアーティファクトによって異なります。
- JAX-WS。 (Java EE 5 仕様) JAX-WS Web サービスを使用するために、「IDE 生成静的スタブ」という一種の Web サービスクライアントが存在します。IDE が指定された WSDL ファイルからスタブおよびその他のアーティファクトを生成し、それをアーカイブにパッケージして配備します。JAX-WS は配備記述子を使用せずに Java コード内の注釈を使用するため、配備記述子を使用する J2EE コンテナ生成の静的スタブは必要ありません。
- JAX-RPC。(J2EE 1.4 仕様) JAX-RPC Web サービスを利用するために、次の 2 種類の Web サービスクライアントがあります。
- J2EE コンテナ生成の静的スタブ。JSR-101 を拡張した JSR-109 に基づき、新しい配備記述子を含む標準 J2EE モジュールへの Web サービスのパッケージ化が定義され、セッション Bean またはサーブレットとして実装される Web サービスが定義されます。推奨する、移植性の高い (J2EE 1.4 仕様による) 種類です。この種類を選択する場合は、IDE が配備情報を配備記述子に追加し、コンテナがスタブおよびその他のアーティファクトを生成します。
- IDE 生成の静的スタブ。JSR-101 に基づき、WSDL と Java 間のマッピングが定義されます。また、リモート Web サービスを呼び出すクライアント API、および Web サービスを運用するためのサーバー上の実行環境が定義されます。移植性はありません。この種類を選択する場合は、IDE がスタブおよびその他のアーティファクトを生成し、それをアーカイブにパッケージして配備します。
- 関連項目
- Web サービスについて
著作権と商標について