この API は、ユーザーが呼び出すことができるあらゆるアクションの標準的な表現です。 ツールバー、メニュー、キーボードショートカットなどの IDE 要素へのインタフェースが提供されるため、サードパーティーは、複数の方法で呼び出し可能な、コンテキスト依存のアクションを作成できます。 Action API では、アクションを 1 回記述して、適宜、自動的に適用されるようにできます。 たとえば 1 つのユーザーアクションをツールバーに表示するとともに、同じ実装のどこからでもキーボードショートカットで選択されるようにできます。
一般にアクションは、ポップアップメニューで提供されるか、ウィンドウやノード、あるいはデータオブジェクトなどのコンポーネントに関連付けられます。
Action API は、2 通りのアクションを提供します。
メインメニューバーのメニュー項目、メインツールバーのツールバーボタン、またはキーボードショートカットから、状況に関係なく IDE 全体で使用できる、プログラム的に呼び出せるアクション。 たとえば IDE では、「ツール」>「オプション」サブクラスの CallableSystemAction を定義しているアクションがこれに当たります。
状況を意識したアクション。 呼び出しが可能かどうかは、選択されたノードの Cookie に依存します。 Cookie は、既存のデータオブジェクトおよびノードに動作を追加するために、またはメインオブジェクトから実装を分離するために使用されるデザインパターンです。 Loaders API は、新しい Cookie インタフェースの作成、新しい Cookie のサポートの実装、および既存のサポートの再利用など、Cookie をデータオブジェクトと連動させて使用する方法を記述しています。 Nodes API では、Cookie を使用して動作をノードに追加できます。
どちらの種類のアクションも、「新規アクション」ウィザードを使用して作成できます。 このウィザードは、自動的に layer.xml ファイルにアクションを登録します。
メニュー項目やツールバーボタンとして表示されるアクションの使用例については、 を、ツールバー内の編集ボックスとして表示されるアクションの例については、を参照してください。