リファクタリングの手順早見表

IDEのリファクタリング機能を使用すると、コードの構成を変更し、行なった変更に合わせてコードのほかの部分を更新することができます。

このトピックでは、IDE で利用できるリファクタリング作業の手順を簡単にまとめています。下記表の左の欄の作業名はハイパーリンクになっていて、クリックすると、その作業の手順の詳細を表示することができます。

リファクタリング作業 説明
名前を変更 クラス名、変数名、またはメソッド名をわかりやすい名前に変更できます。また、プロジェクトのソースコードすべてについて、新しい名前で参照するように更新します。
メソッドを抽出 選択されたコードに基づいてメソッドを生成し、そのブロックを、メソッドへの呼び出しに置き換えることができます。
メソッドパラメータを変更 メソッドへのパラメータの追加、およびアクセス修飾子の変更ができます。
フィールドをカプセル化 フィールドに対する取得メソッドと設定メソッドを生成します。必要に応じ、これらの取得メソッドと設定メソッドを使って、フィールドにアクセスするための参照コードを更新することもできます。
プルアップ メソッドおよびフィールドを、その現在のクラスの継承元のクラスに移動します。
プッシュダウン 内部クラス、メソッド、およびフィールドを、その現在のクラスのサブクラスに移動します。
クラスを移動 別のパッケージまたは別のクラス内にクラスを移動します。また、移動先からそのクラスを参照するようにプロジェクトのソースコード全体を更新します。
内部を外部レベルに移動 階層の 1 つ上のレベルに内部クラスを移動します。
匿名クラスを内部に変換 匿名クラスを、名前とコンストラクタを含む内部クラスに変換します。匿名内部クラスは、新しい内部クラスへの呼び出しに置き換えられます。
インタフェースを抽出 クラスまたはインタフェースで選択された非静的 public メソッドから新しいインタフェースを作成します。
スーパークラスを抽出 新しい抽象クラスを作成して、新しいクラスを拡張するように現在のクラスを変更し、選択されたメソッドおよびフィールドを新しいクラスに移動します。
可能な場合はスーパータイプを使用 選択されたクラス (またはほかの型) を参照しているコードを、その型のスーパータイプを使用するように変更します。
安全な削除 コード要素への参照の有無を調べ、ほかのコードから参照されていない場合にのみ自動的にその要素を削除します。
関連項目
リファクタリングについて
テキストの検索と置換
ファイルの検索
エンタープライズ Bean のリファクタリング

著作権と商標について