ドキュメント指向のサービスのデザイン: デザインの詳細


java.net 主催の bpcatalog ドキュメント指向のアプリケーションは、ドキュメント中心のインタフェースとエンドポイントをデザインするさまざまな方法の具体例です。 サービスインタフェースで XML ドキュメントを記述するためにいくつかの方法を示す具体例となる 5 つの Web サービスアプリケーションがあり、それぞれのアプリケーションに、一般的な注文書を受け付けるサービスエンドポイントがあります。これらのエンドポイントは、それぞれ異なるインタフェースおよびエンドポイント実装を使って注文書を処理するようにデザインされています。エンドポイントばかりでなく、エンドポイントにアクセスするクライアントアプリケーションもあります。

このデザインドキュメントは、5 つの Web サービスエンドポイントアプリケーションと、エンドポイントのクライアントとして機能する Web アプリケーションを大局から概観します。また、アプリケーション間の対話についても少し触れています。これらのアプリケーションはカタログのほかのエントリで詳細に説明されているため、ここでは大局からの説明にとどめています。

まず、クライアントアプリケーションについて簡単に説明し、そのあとで、サービスエンドポイントアプリケーションについて説明します。

クライアントアプリケーション

このクライアントアプリケーションは、Web サービスアプリケーションのクライアントとして機能する単純な Web アプリケーションで、配備されたサービスに XML 注文書を渡します。クライアントアプリケーションは、複数の JSP ページとサーブレット 1 つの非常に簡単な構成です。クライアントの GUI によって、ユーザーは注文書フォームに情報を入力し、そのフォームを送信することができます。こうして、注文書 XML ドキュメントが作成され、エンドポイントに送信されます。クライアントでは、ユーザーは、XML ドキュメントを記述する方法が異なるさまざまな Web サービスから、使用するサービスを選択することができます。クライアントが行なった選択に従って、適切な Web サービスが呼び出されます。

Web サービスのクライアントの働きをする J2EE[tm] コンポーネントを取り上げている、もう 1 つのカタログエントリでは、クライアントアプリケーションのデザインをより詳しく取り上げています。

Web サービスアプリケーション

まず、サービスを概観しましょう。アプリケーションにはそれぞれ、サービスインタフェース 1 つと、注文書 XML ドキュメントを受信するサービスエンドポイント 1 つがあります。アプリケーションはどれも似ていますが、サービスインタフェースで XML ドキュメントを記述する型の選択という点で異なります。Web サービスアプリケーションのデザインについては、次で詳しく説明しています。
サービスに関係する WSDL は、次の表に示すとおりです。これらの WSDL ファイルはまた、クライアントアプリケーションコードとともに含まれていて、クライアントアプリケーションのプロジェクト作業スペースにあることに注意してください。

文字列型のドキュメント
StringPurchaseOrderService の WSDL
スキーマ定義型のドキュメント
SchemaDefinedPurchaseOrderService の WSDL
xsd:anyType 型のドキュメント
AnyTypePurchaseOrderService のサービス
xsd:any 型のドキュメント
AnyPurchaseOrderService の WSDL
アタッチメントとしてのドキュメント
AttachmentPurchaseOrderService の WSDL


© Sun Microsystems 2005. All of the material in The Java BluePrints Solutions Catalog is copyright-protected and may not be published in other works without express written permission from Sun Microsystems.