自動補完コンポーネントの使用方法
autoComplete コンポーネントを使用すると、AJAX との対話を使用したリアルタイムでの自動補完を行うことができます。
このコンポーネントは管理対象 Bean を使用して、得られた補完データを取得するだけでなく、詳細プロパティーを設定します。
autoComplete コンポーネント用のタグライブラリには、次の宣言を使用してアクセスできます。
<%@taglib prefix="ui" uri="http://java.sun.com/blueprints/ui/14"%>
autoComplete JSF コンポーネントの使用例を次に示します。
<ui:autoComplete size="40"
maxlength="100" id="cityField"
completionMethod="#{ApplicationBean.completeCity}"
value="#{SessionBean.city}" required="true" ondisplay="function(item) {
return extractCity(item); }"
onchoose="function(item) { return chooseCity(item); }"/>
JSP タグ属性
自動補完コンポーネントは次の属性をサポートしています。
- id - このコンポーネントのコンポーネント識別子。
この値は、もっとも近い親コンポーネント、つまり名付けコンテナ内で一意である必要があります。
- accesskey - 押すことで、この要素にフォーカスが移るアクセスキー。
- completionMethod - FacesContext と接頭辞文字列をパラメータとして受け取り、String[] を返すメソッドを指し示すメソッドバインド式。指定された接頭辞の補完結果として、String[] が表示されます。
- onchoose - ユーザーによって選択されている文字列項目に記述する JavaScript コード。指定されたテキストフィールドに設定します。
省略可能です。省略した場合、テキストは自動補完テキストフィールドに設定されます。この属性を使用して、文字列を部分文字列に分割し、それら部分文字列を異なるテキストフィールドに設定するなど、さらに高度なことを行うことができます。
- text - この入力フィールドに初期表示するテキスト。
- title - このコンポーネント用に生成するマークアップ要素についての助言的なタイトル情報。
- valueChangeListener - この入力コンポーネントに新しい値が設定されたときに通知される値変更リスナーメソッドを表すメソッドバインド式。
式は、ValueChangeEvent パラメータを受け取り、戻り値型が voild の public メソッドとして評価される必要があります。
- converter - このコンポーネントに登録するコンバータインスタンス
- dir - 方向性を継承しないテキストに対する方向の指定。
有効な値は「LTR」(左から右) と「RTL」(右から左) です。
- disabled - この要素にフォーカスが移動しない、またはこの要素を以降の送信に含まないことを示すフラグ。
- alt - このコンポーネントが表示する要素の代替説明テキスト。
- immediate - ユーザーによってこのコンポーネントがアクティブにされた場合、アプリケーション呼び出しフェーズを待たずに、すなわち要求値適用フェーズ中に、ただちに関係するリスナーおよびアクションに通知を送信することを示すフラグ。
- lang - このコンポーネントに生成されたマークアップで使用する言語を表すコード。
- maxlength - この要素からフォーカスが失われた時に実行される Javascript コード。
- onblur - この要素からフォーカスが失われた時に実行される Javascript コード。
- onchange - この要素がフォーカスを得てからその値が変更され、フォーカスが失われた時に実行される Javascript コード。
- onclick - この要素上でマウスポインタボタンがクリックされた時に実行される Javascript コード。
- ondblclick - この要素上でマウスポインタボタンがダブルクリックされた時に実行される Javascript コード。
- ondisplay - サーバーから返された文字列項目を与えられた JavaScript コード。ユーザー用に補完表示する前に、文字列を伝達することができます。
- onfocus - この要素がフォーカスを受け取った時に実行される Javascript コード。
- onkeydown - この要素上でキーが押された時に実行される Javascript コード。
- onkeypress - この要素上でキーが解放された時に実行される Javascript コード。
- onmousedown - この要素上でマウスポインタボタンが押された時に実行される Javascript コード。
- onmousemove - この要素からマウスポインタボタンが離れた時に実行される Javascript コード。
- onmouseover - マウスポインタボタンがこの要素上に移動した時に実行される Javascript コード。
- onmouseup - この要素上でマウスポインタボタンが解放された時に実行される Javascript コード。
- onselect - この要素内のテキストがユーザーによって選択された時に実行される Javascript コード。
- readonly - ユーザーによるこのコンポーネントの変更を禁止することを示すフラグ。
無効にされていない場合、要素がフォーカスを受け取ることがあります。
- rendered - 応答表示フェーズ中にこのコンポーネントを表示するかどうか、または以降のフォーム送信で処理するかどうかを示すフラグ。
- required - ユーザーが、この入力コンポーネントの送信値を指定する必要があることを示すフラグ。
- size - このフィールドの長さを特定するために使用される文字数。
- style - このコンポーネントの表示時に適用する CSS スタイル。
- styleClass - この要素の表示時に適用する CSS スタイルクラスの空白文字区切りのリスト。
この値は、生成されるマークアップで「class」属性としてパススルーする必要があります。
- binding - ページ Bean 内のコンポーネントへのバインド。
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