リッチクライアントアプリケーションを配布する前に、NetBeans に似たままにしておくかどうかを検討する必要があります。たとえば、リッチクライアントアプリケーションは、デフォルトで NetBeans のスプラッシュ画面を使用します。配布パッケージ作成前の最終段階であるブランディングには、スプラッシュ画面の外観をどのようにするか、起動時の進捗バーをアプリケーションに含めるかどうか、といった意思決定が伴います。こうした設定は、リッチクライアントアプリケーションのブランディングで述べるように、モジュールスイートプロジェクトの「プロジェクトプロパティー」ダイアログで行います。
ブランディングを行うときには、IDE の使用するすべてのモジュールが リッチクライアントアプリケーションで必要かどうかも検討します。たとえば、リッチクライアントアプリケーションがエディタでなければ、エディタ機能に関係するモジュールは必要ないでしょう。同様に、IDEのすべてのメニュー項目およびツールバーボタンがアプリケーションで必要になることもないはずです。
リッチクライアントアプリケーションのブランディングが終了したら、Web から起動可能な JNLP アプリケーションとして Web 上で配布できます。または、ZIP ファイルを配布することもできます。詳細は、JNLP アプリケーションの構築および配布用 ZIP の構築を参照してください。リッチクライアントアプリケーションを構成するモジュールの更新は、アップデートセンター経由で配布できます。